フレデリック/ASOVIVAを聞いて生きろ!

ちょっと乱暴なタイトルですいません(笑)我らがフレデリックの新譜がいい感じだったので、心にひっかかった曲を抜粋して語ります~!



M1.Wake Me Up

MVが先行公開されていたリードトラックです。感覚で楽しめる曲だなと思い、今回私が新譜を買うきっかけにもなった曲。

歌詞の語感もそうだし、たとえば最初のギターのテッテッテー(なんか言葉にしたら間抜けだけど許してほしい…笑)とか、コンコンというパーカッションとか…低音もやけど、リズミカルでちょっと不思議な独特の面白さがある。フレデリックの得意技がギュっとつまってる感じ。

「愛されたい愛されたい…」の後で、サイレンのような音がなるのも気持ちがいい。ここでいろんな音が解放されるような。

MVも、この曲にぴったりというか…監督の山口先生とこの曲の相性が抜群にいいような気がする。なんかよくわからん生物(※)が踊ってるの。

※なお、MVの生物はワケメという名前らしい。たぶんタイトルの「Wake me」をローマ字読みしたのかな。日本語でも「分け目」という意味になるし面白いね

余談だけど、Youtubeのコメント欄がラテンアメリカの人たちで埋め尽くされててすごい。

M3.正偽

タイトルを聞いただけで、強烈な皮肉が込められた曲なんじゃないかなと予想していた(当たり!)。

正義ともひっかけてると思うけど、前作の「他所のピラニア」にも正義という言葉が出ていて、それがすごく皮肉な歌詞だったので…。

私には「君はよく語る」って所がすごく耳に入ってきて(自分が気にしてる事だからかな?)。口は禍の元とはよく言ったもんで…いらんことまで言うてしまうのは人の業か…。

突然だけど、この曲を聞いてスガシカオさんの曲を思い出した。スガさんの曲って、歌詞はすごく人間臭くてエグいやつとか結構あるんですけど、あの歌声や曲が入ると、不思議とそこまでエグみを感じないんです。そういう所がこの曲にもあるかな。

世の中とか、ある状況に対する憤りを歌った曲は今までにもいくつか聞かせてもらった(前述の「他所のピラニア」とか「まちがいさがしの国」とか)けど、どれもわかるなぁ…と思うし、根っこに優しさがあるからこその憤りだなぁと思う。

M4.SENTIMENTAL SUMMER

コロナ禍で、いつもの夏が送れなくなってしまった…という感じのストレートな歌詞。

この夏は、ほんと不完全燃焼だったなぁ。一歩外に出るのにも、リスクを考えて行動しなきゃいけないし…自由を制限されるって、こんなに辛いんだなぁとしみじみ。

私の場合は、特にライブ参戦は大きな楽しみになっていたから…今はなんとか、他にも楽しみなことを探そうと考えてる。

少しずつイベントは開催されるようになってきてはいるけど…残念ながらまだ安心して参加できる状況じゃないので、行きたい気持ちとは裏腹にチケットは買っていない。

フレデリックの武道館も、本当に行きたかったなぁ…。でも、今となっては夢のまた夢。私は現地には行けないけど、何か別の形で参加できたらええんやけどなぁ。みんなで一緒にお祝いしたいなぁ。

…しまった、曲の感想じゃなくなってきた(笑)。話を戻そう。

「鳴らせば鳴らすほど今は目尻が熱くなる日々よ」という歌詞…泣けるわ~。

でも、なんで目尻なんやろ?「目頭が熱くなる」という言葉はあると思うんやけど…天然なのか造語なのかわかんないけど、なんか愛嬌がありますね。

いつになるかはわからないけど、歌詞通り「また会える日」を楽しみに生きていこうかぁ。そういえばASOVIVAの「VIVA」って、直訳すると「生きろ」っていう意味やねんて。ま、生きてりゃなんとかなるの精神で頑張るかぁ~!

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