大阪の南港のほうで開催される野外の夏フェス、ジャイガ!
1日目のみ参戦してきました。
この夏フェスの特長、行きの電車やバスにかかった時間(混雑状況)、今回観たミュージシャンのクイックレポです!
もくじ
本日のフェス計画(観たいミュージシャン)
・緑黄色社会
・Nulbarich(ナルバリッチ)
・NICO Touches the Walls
・UNISON SQUARE GARDEN
・おいしくるメロンパン
・KEYTALK
・androp
・ASIAN KUNG-FU GENERATION
さて、ここで改めて明日の予定を確認…忙しすぎて全部見れる気がしない(笑)#ジャイガ pic.twitter.com/1njXvU6tnb
— クロト (@chrosite) August 3, 2018
全部観れる気がしない…と書きましたが、なんと全部観れました。なんなら、観る予定のなかったミュージシャンもほぼ全部聞けました。
今回はじめて来たけど、私の理想の野外フェスだった。ホスピタリティが群を抜いて良かった。
ジャイガのここが良い!
1.フェス名の表記変更
去年は、WEST GIGANTIC CITYLAND’17(ジャイガ)という名前だった。
ぶっちゃけ最初の英語表記がわかりにくくて、お客さんがこの夏フェスをなんと呼べばいいのか…SNSのハッシュタグ何にしたらええねん…みたいな感じになってたので、英断やと思う。「わかりやすさ」とか「インパクト」って大事やで。
2.思い切った規模縮小
↓こちらが、去年のタイテなんですが。(よそ様のサイトです)
大阪に巨大音楽フェスが誕生!「WEST GIGANTIC CITYLAND’17(ジャイガ)」開催決定&第1弾でアジカン、ゆずら13組
去年と比べて、めちゃくちゃ規模縮小してます。私はこのぐらいの規模がベストだと思います。
「屏風は広げすぎたら倒れる」という、大阪商人のことわざがあります。屏風の角度を広げ過ぎると倒れてしまうように、商売も手を広げすぎると失敗する。過ぎたるは猶及ばざるが如しー!
3.快適なエリア設計
まず、最寄り駅の目の前にシャトルバスの停留所がある。すぐ乗れる。楽すぎる。
会場についたら、バス停から入場口に行く前に「グッズ売り場」や「クローク」があるけど、用の無い人はスルーしてスムーズに進める。
途中に綺麗な傘のゲートがあったり、ミストをかけてくれるスタッフがいたりと、歩くのが苦にならない配慮が。
↓傘のゲートはこんな感じ。カラフルで半透明な傘は、光を通して地面も彩っている。
ぼくのなつやすみ その1#ジャイガ pic.twitter.com/UHQ41ZUPSB
— クロト (@chrosite) August 4, 2018
4.絶妙なライブ設計
まず…出演者がドンピシャすぎてヤバい!(笑)誰ですかブッキングしたのー!!感謝申し上げます!!!(ぐっ)
ステージは、大きいステージと少し小ぶりなステージ。すぐ近くに2つのステージが並ぶ。その真ん中に、どでかいディスプレイが1つある。ディスプレイは、2ステージ両方で使われていて良かった。
一方のステージのライブが終わると、10分後くらいに隣のステージで演奏がはじまる…という風に、時間かぶりが全くないタイムテーブル。
移動もすぐだし、なんなら移動しなくても音が聞けちゃうお得な仕様。
おかげで、お目当てのミュージシャンの待機中でも隣ステージの音楽が楽しめるし、休憩してる間も音が聞こえる音楽天国に(笑)
5.絶好のロケーション
なんと、そこに居るだけで楽しい。まだライブはじまってないのに。
私の夏休み、はじまったな。最高のカタチで!!って思った(笑)
これは言葉だけでは表現しにくいので、写真はっときますね!
あと写真は上手く撮れなかったけど、夜景が最高に美しかった…朝から晩まで素晴らしい景色が楽しめます。
【余談】
どこのフェスとは言いませんが、さっき言った「広げすぎた屏風」状態になっている夏フェス、結構ある。
出演ミュージシャンが多すぎて、ステージも馬鹿みたいにいっぱいある。詰め込めるだけ会場に人を詰め込むようなチケットの売り方をしてる。等々…
どれだけ素敵なミュージシャンが沢山出ていても、観れなきゃ意味がない。限りある時間のほとんどを、人混みのなか移動することに費やすような夏フェスってどうなの?
心当たりのある運営の方は、どうかそこらへんを考えてみてくれはしませんやろか~(笑)
会場への道のり
- 9:02 コスモスクエア駅到着
- 9:04 バス停到着
- 9:07 バス乗り込み
- 9:09 バス発進
- 9:24 会場到着
最寄り駅からバス停まで→徒歩1分~2分
バス待ち→0分(!)
バス乗車時間→15分
グッズを買うため朝はやめに行ったからか、笑っちゃうくらいスムーズでした。バス待ち時間なしはスゴい!!
他の夏フェスだと、バスに2時間待ちとかあるもんな…どこのフェスとは言わんけど…(笑)
会場にてグッズ購入&入場!
バス停をおりるとすぐの所に、グッズ売り場が。
朝早かったのにKEYTALKのグッズ列は結構並んでた…。
9:30頃にKEYTALKのグッズ列にならんで、10:10に無事購入。アートなタオルとラババン!
タオルの裏は白。このくらいの薄さのほうが肩掛けタオルとしては使いやすい。
ラババンもお揃いのやつを買いました。写真やと柄が全部見れないので動画にしてみたが…微妙か…(笑)
そしてグッズを買ったら、入場口へ!
入場するとリストバンドがもらえるのでつけるよ。リボンタイプやね。
リストバンドはこんな感じ。 pic.twitter.com/t3YEPetln4
— クロト (@chrosite) August 5, 2018
あと、フェスではおなじみの紙のしおりも貰えます。マットでええ感じの紙や。表紙の柄がかわいいね。
無料でもらえるフェスのしおりは、こんな感じ。 #ジャイガ pic.twitter.com/ycB5SJhBIN
— クロト (@chrosite) August 5, 2018
会場の地面は草&土ですね。雨だとヤバいけど、今日は晴れてるので快適快適。(晴れ過ぎやけどな!!)
シートエリアは、ステージの両脇にありました(2か所)。テントエリアもあるから、テント持ってる人はそっちのほうがいいかもね!
シートエリアがあまり広くないから、遅めに来た人はシートが敷けなくなるので要注意!!場所がとれたら、シートからステージが普通に見えてめっちゃええ感じです。
そのあと軽食を取って、準備万端でライブ観に行きましたー!!
緑黄色社会
男のお客さん、多!!(笑)ボーカルが女の子だからかなー。男女混合グループだけど。
友達いわく、全体的にルックスがいいバンドだそうです(笑)まぁ、悪いより良いほうがええわな。
ちゃんと生で観たのは初めてやった。ボーカルがのびやかでハッキリしてる感じなのかー。
歌が中心にドーンとあって、それを引き立てるような曲の作り方をしてるんだろうか?全体的にポップで聞きやすい感じやなーと思いました。
曲にもよるけど、シンセがチープに聞こえる所があってちょっと残念…まぁ若い子らやしこれからかなー!
Nulbarich(ナルバリッチ)
ひとことで言うと、フェスで聴きたい音楽だった。
とても心地よい音を響かせる人達ですね。曲はいわゆる、おしゃれな感じというか。
休憩しながらちょっと遠くで聞かしてもらったんだけど、音楽のおかげで気持ちよく過ごせました。
あと、とりあえず↓このMVの男の子がすごいので見てみてください(笑)
NICO Touches the Walls
実は彼ら、私と同い年くらいなので、昔から密かに親近感を覚えてました(笑)
とはいえ、B.C.Gとかそのあたりの時代の曲しかあまり知らんかったりするんやけど…。
金髪グラサンでボーカルが登場。いつメガネ外すんやー!と思ってたらやっぱり途中で外してたぁー!(笑)
昔からイケメンと噂のギターの人が赤髪でビックリした。ちなみに私はベースの人のほうがタイプやけどな!(聞かれてないけど!)
あと、サポートの人かな…?ステージに5人いらっしゃいまして…その謎の5人目の人、キーボードもギターもヴァイオリンもやってて凄かったんやけど…あれですか、FF的に言うと赤魔導士ですか!?きになる。
キャリア長いし、知ってる曲は今回あんまり演奏しはらへんかも知れへんな…と思ってたけど、THE BUNGYが聞けたのはめちゃくちゃ嬉しかった!この曲大好き!おーおーおーおーおー!
UNISON SQUARE GARDEN
出たよ、天下のユニゾンさんが!!
軽い予習が無駄に終わる可能性の高いバンドナンバーワンと思ってます…(笑)
でも、その姿勢ええなーと思う。いつもおんなじ定番曲じゃなくって、たくさんいい曲つくってるんやから、リード曲じゃない曲たちとか、昔つくった曲とかも日の目を見たいよね。
私はスカースデイルから彼らを知ったから、その中に入ってる「マスターボリューム」をやってくれて嬉しかったな。実は最近全然新譜を追えてないから、まとまった休みの日にたっぷり聞きたいね!
…ところで、ドラムって、服かぶりながら何も見えない状態であんなに叩けるもんなんですか…?あのパフォーマンスにはビックリしたぁ…あと、田淵さんは安定のクレイジーさだった(笑)
おいしくるメロンパン
友達の推してる若手バンド。友達は、本日このバンドのためにジャイガに来たといっても過言じゃないそうだ。
私は予習もできないまま初めて聞いたけど、なるほど今後がとても気になるバンドだ。
少年のような声が印象的で、決して明るくはないがスッと入ってくるような音楽だった。
ドラム・ベース・ボーカルギターのスリーピース。一見、素朴で大人しそうな男の子達で好感が持てた。しかし、ベースとボーカルギターが前髪めっちゃ伸ばしてて目が見えないぞ(笑)
ライブは、一切の煽りや余談がなくシンプルなものだった。いいね。
フェスやからって、なんでもかんでも煽って盛り上げりゃいいって言うもんでもないもんな。
色んなミュージシャンがおるけど、この人らはそういうスタイルじゃないんやな。
長い前髪、MCがボーカルじゃなくベースの人…あれ、昔のandrop内澤さんに似てる…?(笑)
※ちなみにandropは、昔はずっとギターの佐藤さんがMC担当でした。今はボーカルの内澤さんが積極的に語りかけている。
KEYTALK
はい来ました、今回も。私の大好きなきーとーくです(笑)
視界良好!メンバーの顔がハッキリわかる位置まで来れて嬉しかったー!
リハは、ロトカ・ヴォルテラと太陽系リフレインを少しずつ。最近よくあるパターンのやつや!(ライブ行きすぎて分かってしまってるやつ・笑)
今日は義勝さんがよく喋っていたような気がするな。バイオリズムが良かったんかもしれんね(笑)ラッキー^^
※8/5追記:てか、どっかの曲のタイミングでDA PUMP/U.S.A.のいいねダンス踊ってましたよね!?カーモンベイビーアメリカッ!義勝パイセンそういう時事ネタ挟んでくるの好きやな~!!あれは、ぜひ映像に残していただきたかったな…1人で100万回ぐらい再生するのに(笑)
そして私の周りでは一切サークルモッシュが起きず最高でした!(サークルは苦手…)離れたところにどエラいのができてたらしくて、一瞬画面に映った瞬間ビックリしちゃったけど…。
いつも通り、ここのパートが好きやねん!!と手振りやら口パクでアピりつつ楽しみました(笑)
具体的に申し上げますと「桜花爛漫」や「Love me」のサビの裏で鳴っとる高音シンセとか、「YURAMEKI SUMMER」の1番終わったあとのお祭りみたいなギターとかその他いろいろです!
でも、今回は夕焼け空の下で奏でられた「黄昏シンフォニー」が一番沁みたなぁ…。
イントロ始まったとき、思わず太陽のほう向いてしもたもんなぁ…。
なお、本日のぺーいコール(という名の顧客リサーチ?・笑)は、ジャイガ初めての人・ジャイガ2回目の人・KEYTALKのライブ〇回目に観た人…等でした。
なお、ライブ100回観た人よりも1000回観た人のほうが多くなっちゃって、武正先生が「さっきより増えとるやないかーい!」とツッコミ入れてました(笑)
それから、夕暮れ時の黄昏シンフォニーってことで「シチュエーション良過ぎ」って言おうとしたところを噛んでて、他メンバーにいじられてたことも明記しておく(笑)
androp
彼らをフェスで観るのは本当に久しぶり。野外では初めてかもしれない。
いつもはライブハウスかホールだから、いい機会に巡り会えて本当に嬉しい…。
リハではMirror Danceが流れていた。ずっと鳴り続けているクラップと、複雑なドラムが印象的なリズミカルな曲。
本番一発目は、VOICE!
andropという、一生の思い出をつくってくれたバンドについてという記事で書いたけど、私はこの曲のMVに参加させてもらったので、ライブではその時の振りをいつもしてる。今日もしたけど見えてたかなー^^
Joker、Bell、Yeah! Yeah! Yeah! …いやぁ、やっぱどれもこれも素晴らしいな。私、この人達の音楽が大好きなんですよ。音楽に誠実なところがいい。
そして最後に、ライブ初解禁という新曲「Hikari」をもってきてくれた。ピアノと歌が印象的なバラード。
ここで、ギターボーカル内澤さんのMCを引用させてもらいます。
「悲しい事件とか、ツラい事故とかたくさんあって…。楽しんでいる今も、ツラい思いをしている人がいるということを忘れずに、今を一生懸命に生きて、楽しんでいけたら……。周りの人の“光”になってください。今、俺たちもあなたからたくさんの光をもらいました。あなたたちの光になればと思って作った曲です」
※ジャイガ ライブレポートより引用
andropの楽曲の歌詞からもわかると思うけど、とても素敵な言葉を紡ぐ人やと私は思っている。でも昔は自分の口からあまり話すことは無かったと思う。VOICEをリリースしたあたりから、確実に内澤さんはオープンになっていってるように感じる。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ラストはこのお方!実はアジカンを生で観るのは初めてなんです…。なんだかちょっと緊張(笑)
十余年前に、アニメ鋼の錬金術師で「リライト」を知って、ソルファ(アルバム)を聞いて…でも実は知らない曲も多いというそんな感じ。
だから…「Re:Re:」からの「リライト」をここで聴けたときは…!!
すごく高揚してた。よりによって私の大好きな曲を…!
これをよく聞いてた大学生の頃の思い出が蘇るな。私の中から一生消えないよな、この曲は。
はぁ…こんなにラッキーなことってあるんだ…と感動してたんだけど、そろそろ帰らないとという事で、アンコール前に友達とステージを離れる。
ステージを背に、「じゃあ潔のドラムで始まるやつを…」と声が聞こえて、イントロが始まったとき、友達に「ごめん!!やっぱりこの曲聞きたい!!一番好きな曲なの!だめ…!?」と言われた。
えぇ~!?と言ったが、すこし離れたこの場所で最後まで聞くことにした。でも、そうして本当によかった。私にとっても、深く印象に残っている曲だったから。
彼女がそこまでして聞きたかったのは、この曲。
素晴らしい夏休みをありがとう
大満足にも程がある!?朝から晩まで、余すところなく満喫させてもらった。
ちなみに、帰りのバスも待ち時間ほぼゼロで乗れた。大トリの最後まで残っていて、こんなスムーズに帰れたのはこのフェスが初めてだ…。もはや驚異ですね(笑)
このフェスには初参加だったけど、本当に来て良かった…。
平成最後の夏、私にとってのハイライトは、この夏フェスだと思う。
素晴らしい時間を本当にありがとう!!