白目(しろめ)じゃないよ。白日(はくじつ)だよ。
土曜ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌になっているので、そちらで知った方も多いかもしれませんね。
いやー、前々から界隈をどよめかせていたKing Gnu(キングヌー)というバンド…
この曲で、もっともっと沢山の人を巻き込んでいくんだろうと思った。
もくじ
とにかく聴いてください。
繊細な高い声で、静かに始まり。
ピアノの旋律も非常に美しいです。
1分くらいから、オクターブ違いの低めのボーカルも入ってきて、素敵ですね。
そして、小気味よいサビがはじまって…
あ~、これすごくいいな…。歌いたい!難しそうだけど(笑)
無駄を一切なくしたインパクト
MVはいわゆる白黒(モノクロ?)で、ミュージシャンが歌っている…言ってしまえば、それだけの映像である。
最初から最後まで、それで突き通している。だがそこがいい!
この曲の場合は特に、イメージカットとか余計なもん入れんでええと思う。
きっと、曲そのものが良すぎるからそれ以外のものは要らん、という事なんかなと思った。
撮影された映像から彩度を下げることで、(実際にはグレーだが)感覚的には白を意識する。それも白日というタイトルにぴったり。
なぜこの曲が琴線に触れたのか
King Gnu(キングヌー)は1年ほど前に名前を知って、曲もいくつかサラッと聞いたことがあったんだけど、その時はピンとこなかった。
でも、白日のMVを観たときには、何か心にひっかかるものを感じた。
“白日” MV公開しました.https://t.co/Wt5c7NAgUw
去年は地元の友人が2人も立て続けに亡くなったりして生と死を強く意識した年になりました.最近の自分の作詞作曲にはその出来事の影響が強くあります. ずっと避けていた墓参りに行こうと思えたのはこの曲のお陰かもしれませんhttps://t.co/aLBgJRE0Rm pic.twitter.com/wymT3xH5Xy
— 常田大希 – Daiki Tsuneta (@DaikiTsuneta) March 1, 2019
後に、作詞作曲を手掛けた常田さんのツイートを見かけた。
友人が立て続けに…そんなことがあったんですね。
偶然にも、私もこの数か月で、親戚や知人を3人亡くしてしまった。
どの人も、前日までは普段通り元気そうな様子で…。
あまりに突然すぎて、頭が真っ白になった。
今まで生きてきて、これほどまでに無常を感じたことはなかった。
この音楽を聞いたときはその背景を知らなかったけど、そういった大きな出来事が影響してつくられた曲だから、何か心にくるものがあったのかも知れません。
私も手を合わせて、自分の気持ちにけじめをつけようと思います。
素敵な曲をありがとう。