King Gnu(キングヌー)/CEREMONYで、新時代にけじめをつける

ミレニアムの時にも感じたんですが…時代の変わり目って、本当にいろんなものが急激に変わるなと思う。

2010年代から2020年代へ。西暦だけでなく、日本では元号も変わってしまって。

そんなタイミングでKing Gnuが脚光を浴びたのは、何か偶然ではない気がする。新しい時代の幕開けを(勝手に)感じながら、待ちに待ったアルバムを聴かせていただく!



アルバム全曲かいつまみトレーラー

えっと、こちらで全曲さらっと視聴いただけます。わくわくしますね!

きんぐぬー(個人的にいつもひらがなで呼んでるので、愛をこめて1度だけこう呼ばせてもらう・笑)らしい、グランジなイメージの…現代版オルゴールみたいな映像ですね。けっこう色んなものが動いていたりして、芸が細かい。

まだ通しでしか聞いてないけど、ファーストインプレッションで、私が特にいいなと思った曲を5曲ピックアップするで!

※曲によっては、以前のブログ記事で紹介しているものがあります。以下には、その内容と重複している所があるので「ん?これ前に読んだぞ?」という所があるかもしれませんが、ご容赦ください。

Ⅰ.開会式

ファンファーレだ!!セレモニーの始まり。

吹奏楽出身の私としては、めちゃくちゃテンションがあがる幕開けですね~!やっぱブラスっていいよな~~(まぁ、私の担当楽器は金管じゃなくてフルートやったけど…)

このアルバムは、最初・中間・最後に、ボーカルの入っていない音楽が入っていて「開会式」「幕間」「閉会式」の名がついている。前半と後半でくっきりと分けている感じですね。まずはアルバムの順番に曲を聞いてくれ、という意図でしょうか。

ブラスで始まり弦楽器で締めるというのが、なんともらしいなぁ…。

みなさんの感想を読んでいると、「開会式」や「幕間」に不協和音・不穏な感じという言葉を使われていて、ハッとした。私はそう感じるより前に「音出しの光景」をイメージしてたから。

オーケストラ等では、合奏の前に「音出し」をする。いろんな楽器が、それぞれ自由に音を出すことです。本番前の準備ですね。

私がみんなと「音出し」をしていたのは遥か昔だけど…それを思い出して、すごく懐かしい気持ちになった。これから始まるわくわく感!

Ⅱ.どろん

リズミカルで勢いがある曲。先ほどの「開会式」にもあったけど、この曲にもブラスが入っている。

この曲に限らずですが、ブラスとか弦楽器とかを差し込むのが上手やなぁと…素人ながらに思いました(すいません・笑)。要所要所、絶妙な入り方で小気味よいです。

ブラスのせいもあってか、「開会式」→「どろん」の流れがスムーズに入ってくる気がする。開会式の直後にはもってこいの曲かと!

Ⅴ.白日

間違いなく重要な一曲。この曲でKing Gnuは沢山のオーディエンスを巻き込んだ(もれなく私も巻き込まれた・笑)。

2019年の顔と呼べる曲で、NHK紅白歌合戦の出場も記憶に新しい。

去年の3月に、別の記事→King Gnu(キングヌー)の「白日」が、早くも2019年のベストソングになりそうな予感を書いたけど、本当にベストソングになってしまった。

ご本人のTwitterによると、作曲者の友人の死が、この曲に強く影響を及ぼしているのだとか。何か心にひっかかるのは、それが理由のひとつかもしれない。

Ⅶ.飛行艇

間違いなく重要な一曲(その2)。月並みですが、私的にはさっきの「白日」と「飛行艇」がツートップかな~。

「飛行艇」っていうタイトルから、軽やかで爽やかなのを想像してたんだけど、どっちかっていうと地獄の底から這いあがってくるようなドゥン!ドゥン!って音が響いて…いいですね~~~

最初に聞いたときに「鼓舞」って言葉が頭をよぎった。テニスの大坂なおみさんが出演しているCMのタイアップだから、イメージぴったりです。

渋くて低めの声の常田さんパートと、サビの高音な井口さんパートのコントラストが鮮やか!実際に歌っていても、非常に気持ちがいいです。かっくいー!私は最近、カラオケに行ったらだいたいこの曲入れてます。

XI.壇上

終始、常田さんのボーカルソロ。ピアノと弦楽器が印象的なバラード。

間違ってたら申し訳ないけど、常田さんのパーソナルな曲のような気がします。

歌詞をさらっと読んだだけでは、どういう事なのかちゃんと読み切れていないんですが…。

そういえばこないだMUSICAという雑誌(2019.12.18発売号)で、常田さんのソロインタビューを読んだんですが、この人は「破天荒」っていう言葉がぴったりやなと思いました。こういう人が、時代を変えていくんだろうなと…。

「どんな未来でも譲れぬものだけを胸に」かぁ…。この先の未来に、幸あれ!

新時代に「けじめ」をつけたKing Gnuに祝福を!

このアルバムのタイトル「CEREMONY」。直訳すると「式」とか「儀式」か。

数年前、うちの旦那が「結婚式って、なんでやるの?めんどくさくない?」みたいな愚問(笑)を私に投げかけたのを思い出した。

私はそのとき「『けじめ』や。」と返した。

式ってのは、当事者がけじめをつけるために、あんな大変なことするんやで。なぁなぁでは困るんや。

このアルバムは、King Gnuなりの「けじめ」なんじゃないかな。

2019年、素晴らしい活躍をみせた彼ら。年が明けて2020年の最初に、きちっとこのアルバムで節目を刻んだKing Gnuをぜひ祝いたいなー!!

そのためにまず、アルバムに付いていたライブツアー先行抽選の申し込みを済ませました(笑)

このツアー、ものすごく規模が大きい会場にも関わらず、ファンクラブ先行で落ちまくってる人が続出してて…正直、行けたら超ラッキーだと思うんですけど、どうにか当たりますように…!!今度神社行ってお祈りしとこ!!

↓ブログの更新情報を発信しています