コロナ禍になって1年ちょっと。ずっとライブに行けない日々が続き…やっとフェスに行くことができました!私自身、生ライブはなんと1年2か月ぶり!!
コロナ後、初めて体験するニュー・ノーマルフェス…その様子から私が感じたことまで、すべてこのブログにぶちまける所存です…!
もくじ
本日のフェス計画(観たいミュージシャン)
状況が状況なので、「最低限この3組は観たい」というのを先に決めていて、観たらすぐに帰ると決めていました。
でも結局、思ったより早く着いてしまって最初のバンドから観れまして…
ハンブレッダーズ→ヤバイTシャツ屋さん→KEYTALK→キュウソネコカミ→indigo la End→サンボマスター→フジファブリックを観ました!
会場の雰囲気はこんな感じ
インテックス大阪は半屋外みたいになってまして、何棟ものデカい建物と屋外(建物をつなぐ通路や広場)で構成されてます。
今回は2つの棟(ステージの棟・飲食グッズの棟)でフェスが開催されまして、屋内・屋外を自由に行き来できるようになっていました。
ついた〜 pic.twitter.com/SVPrcxEb8s
— クロト (@chrosite) March 31, 2021
↑こちら、入り口です。通常のフェスだったらありえない空き具合!すいすいーっと入場できました。
事前にスマホにチケットを表示させておく。入り口で検温(検温器の前を通り抜けるだけだった)をしてから、チケットもぎり(スマホの操作)の説明を受けて、お客さん自身でもぎります。
そのあと、誘導に従って手指を消毒。消毒器はトイレ・飲食ブース・出入り口など、ありとあらゆる場所に何個もありました。いつでも自由に使えます。専門の清掃スタッフさんがバッチリ対応してくださっていたようで、液切れとかは終日全くありませんでした。本当に頭が上がらない…。
混雑とは無縁のフェス、こんなにも快適だったとは…!(泣)
マジで超快適でした。泣けてくるほど楽。
私はスタンディング指定席のチケットだったので、自分の座席へ行くと↓こんな感じでした。
昨日上げ忘れてたと思う、スタンディング指定席はこんな感じ#ロックの春 pic.twitter.com/4T9C2dOyNH
— クロト (@chrosite) March 31, 2021
チケット番号と同じ番号がふってあるところが、自分の場所です。かろうじて1mくらいソーシャル・ディスタンスできてるかな…って感じで。もし両腕を横にのばしきると当たってしまう(実際にはしないけどね)くらいの距離だったので、できればもうちょっと空いてたほうが安心かなぁ…と個人的には思いましたが、まぁ仕方ないんかな。
写真にうつっているピンク色のモノは、フェス側が無料(というかチケット代の中に入ってるのかな?)で用意してくれているレジャーシートです。全員分あります。これはいいアイデアだなと思いました。シートが敷いてあると、自然と(心理的に)他の人はそこには入らない。場所に番号がふってあるだけよりも、ちゃんと各々のエリアを守れる気がする。シートは持って帰れるので、思い出の品としてもどうぞという事らしい。
なにより、待ち時間に座れるの最高やな!普通のフェスやったら、席が決まってないから「座らないで前に詰めてくださ~い」って注意されるんですよ。でもね、ぎゅうぎゅうのうえ棒立ちって結構キツいんですよ(笑)しかも待ってる間、退屈やし。それから解放される素晴らしさよ…。
あと、入退場の時が一番混むと思うんですけど、ちゃんと入退場規制(今回は退場規制もあった)があったし、すんなり移動できたので、混雑はそんなに気にならなかったです。これはすごい。
そして、今回の私の座席は…なんと東ステージ(東西にステージがあります)の超ど真ん中・最前列!!
うわー!どエラい場所引いてしもたー!!これは責任重大やー!!
フェスで『指定席』でこの位置…色んな意味でヤバすぎる!どのバンドが来ようと、私はこの場所に固定されている…だと…!!
ステージから直線距離4~5m先に、普通に出演バンドのメンバーがおる。ど真ん中やから、目の前はフロントマン。そして視界を遮るものは何もない。
細かい表情なんかもバッチリ見えるんですよ…それはもちろん、出演者から見ても同じなのである。こちら側の様子、表情…すべて見えちゃう!
という事は、ちゃんと思いっきり楽しんで、それを表に出さねば…!!身振り手振りも大きくね!
でもあんまり詳しくないバンドだと、的外れな所で手を挙げたりしてちょっと恥ずかしかったりする。だから周りの様子も見ながら参加したいところやけど…前にお客さんおらんから周りの様子がさぐりにくい!詰んだ!!(笑)
よりによって、私が一番詳しいKEYTALKが真逆のステージで、私は彼らを最後列で観ることになるんですね~。これもまた運命…わたくし、腹をくくりました…。
ハンブレッダーズ
最初のバンドは若手!ハンブレッ「タ」ーズじゃなくて、ハンブレッ「ダ」ーズなんですね!?ちょっと言いにくい(笑)なんでハンブレッターズにせえへんかったんやろ…?
後で調べると、大阪の子らなんや!同郷~~!しかもうちの実家からチャリで行ける距離~!(勝手に親近感がわいている)
曲調は、とても聞きやすい青春ポップロックって感じかしら。学生の頃、趣味でやってたバンドがそのまま続いて今に至るって感じ。もしかして、上のMVのストーリーはハンブレッダーズ自身の実話をもとにしてるのかしら?
「僕らを知らない人がほとんどだと思うけど…名前だけでも覚えてとは言いません、でも1曲でも心に残るものがあれば」的なMCだったと思う。初々しいですなー!
ヤバイTシャツ屋さん
ここで、ご本人が登場する前に改めてアナウンスが。ヤバTはかなりお客さんがはしゃぐタイプ(普段だったらモッシュ起こりまくりなんやろな~)のバンドやから、念を押してのことだと思う。
「その場から、自分の場所から離れないように…お願いします!」
そう、ご存知の通りコロナ禍だ。密集・密接はダメなんよ。ここで守らんかったら、きっともう次は無いよ。
今まで考えてなかったけど、万が一この位置でモッシュとかされたら死ぬ!と若干ヒヤヒヤしていたけど、いざ始まったらみんなルールを守ってくれて誰もモッシュする人おらんかった…助かった……。
いつもと違う雰囲気に「おお、そうだった」と手探りな感じもあったけど、最初に見せてくれたこやまさんの笑顔がよかった!おかげで楽しく観させてもらいました!
ところで、本日はベースのありぼぼちゃんの誕生日なのだとか!「何歳になったんですか?」と聞かれたところ、一瞬沈黙し、突然「迷子の迷子の子猫ちゃん~♪」と歌い始める。Youtubeで話題の動画のモノマネらしい。あとで調べたけど↓これかな…?
KEYTALK
やってきましたKEYTALK!実は私、最後に行ったライブが2020年1月のKEYTALKのファンクラブ限定ライブだったんですよね。あの頃はまさかこんなことになろうとはね…。
リハの音出しは「桜花爛漫」と「Love me」。本人が演奏しているんだけど、あいにく最後列なので顔が全然わからん(笑)
でもやっぱり楽しいね!!特に「コースター」からの「パラレル」が嬉しかったですね~。
「コースター」ではいつもお客さんに言わせるフレーズがあるんだけど、今回はみんなが声を出せないルールなので、原曲通り義勝さん(ベースボーカル)ソロ「ちょっと触ってみ~たいだけ~」が聞けました!私は本人が歌ってくれるほうが好きなんだ。
MCかリハの時か忘れたけど、八木氏(ドラム)が「迷子の迷子の子猫ちゃん~♪」と歌いだして、ヤバTありぼぼちゃんのネタを引き継いでました(笑)
あと、巨匠(ギターボーカル)はすでにビール3杯飲んだ状態でライブに臨んでいるらしい。そのせいか歌詞が飛んでしまったらしく、MCで義勝&武正(ギター)が「歌詞おかしかったよね?」「というかMCで歌詞間違い指摘するか普通?」と言っていた。楽屋でやれ案件…(笑)
おもいっきり拳上げたり動きまくって、終わったら汗かいてました!お客さんは最後列の人までみんなノリノリだったよ!
ちなみにセトリは、
1.Summer Venus
2.YURAMEKI SUMMER
3.コースター
4.パラレル
5.BUBBLE-GUM MAGIC
6.MONSTER DANCE
でした!
キュウソネコカミ
リハの音出しは、本気の「メガシャキ」ともう1曲(曲名わからん…ごめん…)。
ヨコタさん(キーボード)が、さらに引き継いで「迷子の迷子の子猫ちゃん~♪」を歌ってくれました。子猫ちゃんリレー(笑)
私ね…自分が、まさかキュウソを最前列で観ることになるなんて思ってもみなかったよ。人生マジで何があるかわからん!
おかげで「ビビった」のMVの、最前でお客さんがぴょんぴょん踊ってるシーンを完全再現できたわ(笑)
最前やのに結構振り間違えたりしてごめんね!フェス@指定席の恐ろしさを体感したわ…でも精一杯楽しんだので許してくれー!
あと、ヨコタさんが「誰かと幸せになったって~」的な歌詞のところで、これ見よがしに結婚指輪を見せびらかすの最高でした!私もやり返したったらよかった!(笑)
フェス飯タイム
フェス飯
パフェとホットドッグとミルクティー#ロックの春 pic.twitter.com/95YPdrSXNR— クロト (@chrosite) March 31, 2021
本日の鬼門、マスクを外さなあかんシーンです…。我慢できれば飲食ブースを使わないことも考えたけど、おなか空きすぎてやっぱり食べることにした。
ちなみに事前にICOCA(ICカード)に5000円ほどチャージしてたので、今回それで支払ったけど…どうやらカードを読み込む機械の通信回線が弱かったらしく、支払いに時間がかかってしまった。普通に現金で払ったほうが早かったかもね…ちょっと残念。
屋台はパフェ・スムージー・ホットドッグ・フライドチキン・ポテト・焼き肉丼などが売ってました。食事は奥で作ってくれて、上の写真の通りプラスチックのパックに入れた状態で渡してもらいました。フェスのタイトルロゴが入ったシールが貼ってあって手が込んでる!!このシール、ぶっちゃけ1枚1枚貼るの大変やと思うけど、あるのと無いのとでは全然違うわー。SNSでシェアされるの意識してかなぁ。このひと手間に、イベントスタッフさんの心を感じるね。(私の勝手な想像やけど…笑)
飲食用のテーブルは向かい合わせだけど、透明プラスチック板で仕切られている。ひとりで黙々と食べました(ぼっちフェス参戦は慣れっこです!)。ミルクティー用のガムシロ貰うの忘れちゃったんやけど、ちゃんとした紅茶だったみたいでシロップ無しでもおいしくいただけました!
なお、食事が終わったあとは、食器返却コーナーでスタッフさんに手渡しです。そのスタッフさんが中厚手のゴム手袋をしていたのがすごく目に焼きついた。
indigo la End
はい!本日をもってわたくし、めでたくindigo la Endのファンになりました!!
なんと心地よいアンサンブルなんでしょう!!1曲目が始まった瞬間からず~っとうっとりしてて、体ゆらしながら目をつぶって聞いたりしてました…。
しかし、初インディゴがまさか最前ど真ん中とは思わなんだよ…えのぴょん(川谷絵音)が近い!ほんま目の前におった!あの人、めっちゃシュッとしてはるんやね(関西の言い回し)。黒いスーツが様になってた。あの体型やとお洒落しがいがあるやろなぁ~。
インディゴで私が初めて聞いた曲は「sweet spider」だったかな。あとはたま~に何曲か聞く程度だったんだけど、ライブを観るのは今日が初めて(のはず)。ギターのバンドだと思ってたけど、がっつりシンセサイザーとかセットされててびっくりした。女性2人はサポートの人ですよね…?サポートとは思えない存在感だったのですが。コーラスと鍵盤がめっちゃ効いてたな~。
なんか、えのぴょんが「相変わらずあまり盛り上がらないバンドで…」みたいなこと言ってたけど、私の中では大盛り上がりやったけどね!もう大フィーバー!!
ほんと良すぎて、あっという間に時間が過ぎてしまって…はやくもワンマンライブに行きたい気持ちでいっぱいです。えっ、こないだツアー終わったばっかりなん!?マジか!また近いうちにやってなー!行くから!!(友達か)
サンボマスター
もう、ほんとね…目頭が熱くなっちゃったよ。
「皆にひとつだけ言いたいことがある。たったひとつだけです!……いままで生きててくれてありがとう!!」
そういって始まった曲は、二度と逢えない彼女のことを歌った曲…こんなん泣いてまうやん。
なんだか、赤い公園の津野さんを思い出しちゃったな。この歌詞みたいに、私も何もできなかったな…なんて。
※彼女については赤い公園/津野米咲さんが残した素晴らしい音楽7選に書いたよ。よかったら音楽、聞いてみてね。
2曲目からは、私の知ってる元気いっぱい!なサンボマスターだった。アホ年度末!アホ年度末!!と何度も叫んでいたけど…アホ年度末って何や…?(聞いたらあかんやつ?)
フジファブリック
私的トリ、フジファブリックです!最前列ド真ん中で拝んできた!!
リハの音出しは「夜明けのBEAT」が演奏されて高まる。ここでベースのかとをさんが、ドラムのひな壇に座りながら音出しをしていた。いや~、かとをさんの靴の裏を拝見できるとは思ってもみませんでしたなぁ~(そこか)
本編最初は、新譜のいちばん最初に収録されているインスト曲「LOVE YOU」。ライブが始まるときの入場SEをイメージしながら作られた曲らしいので、それがそのまま生かされている感じですね。
そしてその曲から間髪入れずに演奏された「楽園」。うちの家族がどハマりしているDr.STONE(アニメ)の主題歌。オープニングテーマとしてはちょっと異色の雰囲気かな?サビの後ろのほうのメロディーのリズムがくせになる。
「Feverman」では盆踊りみたいな振りがいつもできずに今までのライブでは諦めていたのだが、今日は最前列とあって、間違えながらも踊ったよ!やっぱり上手くできなかったけど(笑)
そして、MCで「若者のすべて」を演奏することが告げられた時の、声にならない声…ハッと息をのむような会場の雰囲気がとても印象的だった。やっぱこの曲は特別なんだなぁ。
セトリは
1.楽園
2.LIFE
3.Feverman
4.若者のすべて
5.光あれ
でした!
ところで今日のイベント名は「START UP」。はじめる、歩き出す、動き出す…みたいな意味らしい。
実は、私が生まれてはじめて観たバンドは、フジファブリックなんです。忘れもしない2006年ひたちなかのレイクステージ・トップバッター。そんな私にとっての「はじまりのバンド」をこのイベントの最後に観るなんて、感慨深い。ひさしぶりの大余韻に浸りながら帰路につく。
しかしそれも束の間、大阪の感染者は600人越えという厳しい現実を知った。厳しくとも向き合わねばならない。私はさっきまで、一般的にリスクが高いと言われているところにいたんだ。
でも「どうしたらリスクが高い場所での感染を防げるのか」ということは、できるだけ考えて行動できたと思う。
いろいろ不安もあるけど、私は今回、行ってよかったと思ってます。あとはしばらくの間、私も含めあの場に居たみんなが無事であってくれと願うばかり…。どうか本当の意味でこのイベントが無事に終われますように。