フジファブリックという、私が初めて観た本物のロックバンドについて

今日、この日にこのバンドについて書いておかねばと思い、やっとブログを開設しました。これから音楽(主にJ-ROCK)を中心に、興味のあることをガシガシ書いていこうと思います。



今回は、フジファブリックについて。

私が生まれて初めて生で観たロックバンドです。忘れもしない、2006年8月のロッキン(夏フェス)2日目のレイクステージ、トップバッター。夏フェスに行くこと自体が初めてだった私は、朝ごはんの餃子を屋台で買ってもぐもぐ食べながら、彼らの出番を待っていた。

理由は単純で、一緒にフェスに行った友達がおすすめしてくれたバンドだったから。曲の予習はおろか、バンド名もその時初めて知った。

ライブが始まり、何曲か聞いたあとで「あー…これはちゃんと音楽聞いてから来たほうが良かったんだなぁ」と後悔したけど、なんとか「いやしかしなぜに」や「週末雨あがって」というフレーズだけを覚えて、フェスから帰った後で気になる曲を色々調べた。

特に、「週末雨あがって」のほうの曲のシンセサイザーの、あえて音を外したような遊びのある感じが気に入って。本当に楽しそうだったなぁ。当時の新曲で、「虹」という曲だった。

久しぶりにいい音楽に出会えたなと思って、ファンの友達におすすめ曲を色々聞いて。「桜並木、二つの傘」や「花屋の娘」を教えてもらった。うーん、やっぱりいい。なんか聞きながらニヤける感じ。なんだこれって。(誉め言葉です)

時は流れて、数年後の12月。大阪のタワレコで、彼らの「桜の季節」という曲が流れていた。季節外れだし、結構前にリリースされた曲なのにおかしいなぁと思ったら…12月24日に、ボーカルの志村さんが急逝していた事を、私はその店のフジファブリックの陳列棚で知った。

タワレコに寄った後で、友達とカラオケに行く予定をしていたから、そのままフジファブリックの「線香花火」を歌った。その時はなんだか実感がわかなくてぼんやりした気分だったけど、家に帰ってから改めて色々曲を聞いて。Sugar!!を聞いたときに、涙が出てしまった。こんなに明るい曲を聞いているのに涙が出るとは思わなかった。

でも、その報せと同時に他のメンバーは音楽を続けていくと宣言してくれたし、フジファブリックという名前のまま今も活躍していることが、私には本当に有難い。こんな日は、私が改めて「フジファブリックをずっと好きでよかった」と思えた曲を聞いてから眠りたいと思う。

フジファブリック/Green Bird

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