待ちに待った赤い公園のライブ!!
こないだのアルバムがとても良かったので、ぜひ観たいと思ってました。
フェスでは何回か観たんですが、実はワンマンを観るのが今回が初めて。さてどんな感じなんでしょう…!
もくじ
「ライブ」と「配信音源」の中間みたいな形
これは配信ライブレポで毎回書いていることなんですが…今回のライブ配信は解禁日から翌日までしか聞くことができません。
誤解を恐れずに言えば、通常のライブと配信音源の中間みたいな形式かな?
ずっと聞けたらいいのに…なんて考えそうだけど、本来ライブは一期一会。
でも今回は期間なら繰り返し聞けるからラッキーと考えたほうが良いかな。
そして、その形式だからこそ…今しか聞けないからこそ、しっかり記憶しようと意識して、じっくり集中して聞こうとする。
実は、そうやって聞いたほうが後々、ずっと自分の心の中に残ったりする。
まずはライブハウスへの入場から
場所は、赤い公園のホーム「立川BABEL」というライブハウス。映像は、おそらく周辺の街並みであろうシーンと、立川BABELの入り口からはじまる。
そういえば、東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」が実際に貼ってある店を初めて見るかも。この状況でも頑張ってはるんや…と、ちょっと目頭が熱くなる。
中に入って、カウンターでドリンクチケットを渡す。お店の方が「どうぞ」と渡した飲み物を持って、ステージのほうへ…。開演前BGMが少しずつ聞こえてくる。フロアには、おそらくソーシャルディスタンスのための目印が等間隔に施されていた。
噂の立川BABELを初めて見た…こんなライブハウスなんだ。私は関西在住で、家庭の事情もあって行くことが難しい。こんな形でここへ来ることができるなんて。この演出はとても嬉しかった。
幕が開いて、ゆったりしたナンバーが
最初の曲は「ソナチネ」。この曲が最初とは意外だった。
ピアノを習う多くの人は「ソナチネ」という言葉にピンとくるだろう。ピアノの楽譜集で、ソナチネというタイトルの教本があるので。私は超苦手だったからすごく印象にのこってるんだけど(笑)苦行だったわぁ…。
タイトルの通り、音源のほうではピアノのパートが素敵だったのですが、ライブではピアノ無しなんですね。ギターだとこういうアレンジになるのかぁ~と興味津々。
次の「Mutant」からは、オリジナルの動き(踊り?)もつけながら歌ってらしたんですけど、かわいらしいですね。あと、じっとしてるより動いているほうが歌いやすそうな感じに見えました。
石野さんが加入されてからの曲がメインでしたが、その中で「交信」がセトリに入ってたのが嬉しかった。私が子どもの頃、ピアノで音遊びをしていたのを思い出す特別な曲。ちなみにこの曲は、ギターの津野さんが鍵盤を弾いていた。
嬉しいサプライズも続々
「夜の公園」ではステージ前の柵に座りながら歌ってみせたり、後半になるにつれてこの状況を楽しんでるように見えました。「消えない」はやっぱり力があるなと思ったし、そこからの繋ぎでドラムオンリーになって、次は何が来るのかな…と思わせてからの「ジャンキー」は沸いた!(私のお気に入りの2曲です)
暗転のあと、「chiffon girl」のイントロが流れて、チャット欄のみんなが「おおっ!?」となる。これはPecoriさん(ODD Foot Works)とのコラボ曲で、ラップのパートは彼がやるはずなんだけど…この部分、どうするの?と思っていると、ステージのベンチからゲストのPecoriさんがご登場!!これにはみんな大興奮でした!
もしかしたら、これ地方のライブだったら観れなかったかもしれないなぁ…(どのバンドでも、だいたいゲスト登場は千秋楽の東京だけという場合が多い)よかった、観れて。
更にここで「新曲をやります」と!あとで知ったけど「オレンジ」という曲名みたい。聞きやすいポップロックって感じの曲でした。
楽しい!で終わるハッピーなライブ
最後の2曲は、とっても前向きな気分になれるナンバー。
まずは底抜けに明るい「凛々爛々」!みんなステージのほうまで出てきて動き回りながら歌ったり弾いたりするし、曲のイメージ通りでした。
そして先のアルバムでも最後だった曲「yumeutsutsu」。
別の記事→赤い公園/THE PARK 良きアルバムだったので聞いてみてよでも書いたけど、この曲が良すぎて聞いたとき涙がでた。「やりきれない夜を超えて 何が何でもまた会おう」って歌詞に心がキュッとなるなぁ…。絶対、会おうな…!
最初から最後までMCや休憩がほぼ無く、ぶっ続けで演奏しまくってた赤い公園。いやすごいね!タフだね!
画面に「配信は終了しました。ご視聴ありがとうございました。」という画面が出てしばらくしても、チャット欄のコメントは尽きることがなかったよ。アンコールを求める人や、良かったねぇと感想を語る人、このコメント欄をまだ閉じたくないなぁと名残惜しむ人…。お客さんのその様子が、すべてを物語っていた。