私的ライブレポート:フレデリック FREDERHYTHM TOUR 2021-2022〜朝日も嫉妬する程に〜 ZeppOsakaBayside 2021年12月18日

丸2年ぶりのフレデリックのライブ。

正直、6月頃にチケットを取ったものの、冬になったらまた感染が広がってライブには行けないんじゃないかと思っていた。

なんだかよくわかんないけど下火になって助かった。ダメもとでチケット取っておいてよかった…。

※ご注意:盛大に【ネタばれ】しておりますので、見てもOKな方のみ先を読んでください。



会場へ

ちょうど2年前のこの頃も、フレデリックのライブに行ってたなぁ。しかも同じ場所で。

※2年前のライブレポは別の記事→私的ライブレポート:フレデリズムツアー2019~VISION編~

今回の公演では、事前に何度かメールでお知らせが届いてきていた。それによると今回ロッカーは使用できないらしい。

コロナ関連のお知らせやチケットトレード(ライブに行けなくなった人のための、チケットを他の人に分配するシステム)の案内など、ちょくちょくこまめに連絡もらえて丁寧だなと思った。

私はチケット番号270番代。自由席だったので、前から9列目の中央に座ることができた!ラッキー!(上の画像は、終演後に「撮ってもいいよ」とアナウンスがあったのでパシャリと撮影させてもらいました)

清水温泉の公式Twitterに載っている3枚目の画像と同じプリントが席に置いてあった。

えらいアナログな方法やなぁ…とは思ったけど、たぶん今回自由席にしてくれたからこの方法なんやろなと。(指定席やったらチケット申し込み時に情報紐づけできそうやもんね)

でも、個人的には自由席で有難かった。指定席だと完全に運ゲーなので…前に背の高い人がきたら全く見えないし、稀な例かもしれんけど、以前に(違う公演で)近くの席のお客さんがものすごいワキガやって、耐え難い臭いから逃げられへんのめちゃくちゃ苦しくて泣きそうやったから…(汗)

いよいよ開演

オリジナルの入場SEが流れ、1曲目は「飄々とエモーション」。

この曲のシンガロングパートで、白い照明が観客のほうにあたる。

そのとき、2018年のワールド記念ホールのできごとを思い出した。あのとき確かに感動したこと、これから先の景色がもっと見たくなったこと。でも突然世界が変わってしまって、去年のあらゆるライブ参戦を全部あきらめたこと。あんなに行きたかった武道館にも行けなかったこと…。

自分でもびっくりしたんやけど、今日わたし泣いてた…。みんなが楽しくしてる中、うつむいたり涙拭いたりしてごめん。前のほうのど真ん中の席やったのに…悪目立ちしてたかも…。

次の曲は「ディスコプール」で、昔からノリノリで楽しめる曲やけど涙まじりになってしまった。泣きながらサビのギターの裏メロのリズムを手でとったり、四つ打ちのベースをなぞったりしてた。(情緒不安定)

「はやく泣き止んで楽しまなきゃ…!」という気持ちだったディスコプールでなんとか泣き終わり、お次は「KITAKU BEATS」。今回セトリが「私のためのセトリでは?」と思ってしまうほどよくて、その後の「オドループ」→「名悪役」→「FUTURE ICE CREAM」までの流れが嬉しかったです。「このまま僕は 曖昧な最終回なんて過ごしたくはないよ」「FUTURE~~ ICE CREAM~」というフレーズは思わず歌ってしまいたくなりますね。

MCをはさんで、「この曲はじっくり聞いてもらいたいので座ってもらえますか」という話が健司さんからあり、着席。演奏されたのは「サイカ」だった。座って気づいたけど、バスドラの音ってこんなに体に響くもんなのね。(立って体動かしながら聞いてるとあまり気にならないが…)

で、このあと何曲か座りながら聞くのかな~と思いきやそんなことはなく(笑)、すぐに立って「Wake Me Up」。この曲と次の「正偽」がやっと生で聞けた。「正偽」では康司さんがシンセベース弾いてた。

赤頭先生、大フィーバー

その後、ステージの背景にキラキラした幕が出てきて、「Wanderlust」という新曲が演奏された。照明が青くなった時が特に綺麗だったな。

このキラキラの幕について、あとで赤頭先生が話していたが「天神橋筋商店街で売ってそうなギラギラの布」「商店街で売ってる服をつなぎあわせてつくりました」「商店街知ってる?『天神橋筋6丁目』ってとこにある…」と、めちゃくちゃ面白かった。今日の赤頭先生は近年稀にみる調子のよさだった(笑)

よくわかる解説
天神橋筋商店街とは、大阪市にある日本一長い商店街である(このことは赤頭先生からも説明があった)。なお、先ほど出した地名「天神橋筋6丁目」は、略して「天六」と呼ばれ、赤頭先生の本日のブログタイトルになっている。商店街は天六から南森町という駅まで長く続いている。南森町の近くにある「中村屋」のコロッケがおすすめ。

そんな赤頭先生、今日は演奏中もめっちゃ跳ねたりしててゴキゲンって感じでした。オドループのギターソロ前に、手を組みながら伸びをしてアップしてたの良かった(笑)

他のメンバーからもお話があったけど、やっぱり大阪はホームということで「大阪に帰ってくると、みんな(フレデリックのメンバー)会話が多くなるんよな」と康司さんが言っていたり、「いっぱいライブをやってきた場所やから、昔のことめっちゃ思い出す」と健司さんが言っていた。

あとは赤頭先生が「これは天六で買ったハイハットですか?」とボケをかますも、普通に新宿で買ったらしい武さんのハイハットの話もあった。

赤頭「東京に新宿っていう場所があって」
お客さん(知ってるw)

赤頭「大阪でいうと難波?」
健司「いや、堀江かな?」
赤頭「堀江ではないやろ~(笑)」

「大阪でいう堀江で買いました」
健司「堀江ってどこかわからんやろ」
「うん、知らない
私(ですよね・・・)

このブログ記事の冒頭で紹介したライブレポートを見て気づいたんやけど…武さん、2年前も「ハイハット新しく買った」って話してたよ…どんだけハイハット好きなん!(笑)

代表曲と最新曲で締めくくるラスト

「かなしいうれしい」では、サビ直前まで完コピしたクラップが会場に響く。「逃避行」でもクラップはばっちり。その後も「スキライズム」「TOGENKYO」と、今までのリード曲が次々と披露された。ここらへんの曲は理屈抜きで盛り上がれる。

本編最後は、このツアーのタイトルにもなっている「TOMOSHI BEAT」だったはず。 (歌詞の中に「朝日も嫉妬するほどに」と入っている)

アンコールは話題のあの2曲

アンコールを受けて、フレデリックが楽曲提供をしたアッコさん(和田アキ子)の話に。

健司さんは、緊張したら反射的に返事をしてしまうクセがあるらしい。

アッコさん「お兄ちゃんのほうが曲つくってるの?」
健司さん「はい!」

アッコさん「音楽は双子だけでやってるん?」
健司さん「はい!」

と、違うのに「はい!」を連発してたらしい。

ちなみにアッコさんの話を他でもしていいか本人に聞いたところ、「私の話はいくらでもして!ただし必ず笑い取ってや」と言われたらしい。さすがですな~(笑)

…で、アッコさんご本人に許可をとってくれたらしく、今回その提供楽曲「YONA YONA DANCE」をフレデリックのセルフカバーで演奏してくれました!!

https://twitter.com/chrosite/status/1433626125771575310

この曲はじめて聞いたとき↑こんな感想を持ったんだけど、ひと足先にセルフカバー聞けちゃった!あと、やはりフレデリックが歌うYONA YONA DANCE、完璧だった。めっちゃしっくりきた。

ちなみに三原兄弟は、アッコさんのコンサートにも行ったらしいんだけど、その時にアッコさんが「令和のヒットソングです!」と前振りしてこの曲を歌ってくれたんだって。その後、「昭和のヒットソングです!」と言って古い日記(あの頃は ハッ!の曲)を歌っていたそう。アッコさんにとって大事な曲を作れたんかなと感慨深かったそうです。よかったなぁ~。

それからもう一つのコラボ曲、「ANSWER」。ぶっちゃけ初見で聞いたときはあんまりピンとこなかったんですけど、ライブで聞くとなかなか良い感じに聞こえました!

テイルズの提供曲らしい。テイルズの曲といえばDEENの夢であるように、GARNET CROWのflying、倉木麻衣のKeytomyheartなどなど良曲が揃ってるイメージがある。

本日のセットリスト

セットリスト

1.飄々とエモーション
2.ディルコプール
3.KITAKU BEATS
4.オドループ
5.名悪役
6.FUTURE ICE CREAM

7.サイカ
8.Wake Me Up
9.正偽
10.Wanderlust

11.かなしいうれしい
12.逃避行
13.スキライズム
14.TOGENKYO
15.TOMOSHI BEAT

アンコール
1.YONA YONA DANCE
2.ANSWER

※セットリスト、たぶんこんな感じだったと思うけど間違ってたらすいません。

いや~いいライブ納めになりました!来年もよろしく!

↓ブログの更新情報を発信しています