最近、「優游涵泳回遊録」というアルバムを出したフレデリック。それを引っ提げたホールツアー。
実は今回のライブ、仕事の関係で行けない可能性が濃厚だったため諦めかけていたんですが、なんとかギリギリ間に合いそうだということと、このアルバムがとても良かったことが決め手になって、ちょっと無理して遊びに行ってきました…!
もくじ
優游涵泳回遊録(アルバム)について
ライブレポの前に、少しだけアルバムについて書いておこうと思う。(写真にうつっているのはうちの犬です・笑)
私はもともとピアノ弾きなんですが、このアルバムの曲達を聞いてるとついつい脳内で鍵盤を弾いてしまう。けっこう細かいシンセサイザーの音とか多いからかなぁ?
なんにせよ、楽器が弾きたくなる曲はええ曲なんちゃうかなって思う。
それにしても「いちびる」を歌詞に使う人初めて見た(笑)
※midnight creative driveの一節より。関西弁やけど地元民でも滅多に使わんし、言葉自体知らん人も多いと思う…。調子のってはしゃぐっていう意味らしい。
あとピンポイントですけど、「銀河の果てに連れ去って!」の間奏でうっすら「優・游・涵・泳・回・遊・録」っていう音声入ってるのがなんか好きです。
会場へ
会場に入って早々に撮影スポットが。撮影をしてくれるスタッフの方が居て撮ってもらいました。はしゃぎすぎて年甲斐もなくダブルピースです(笑)
チケットを取るのが遅かったので期待はしていなかったのですが…やっぱりめっちゃ後ろのめっちゃ端っこの席でした(笑)
オリックス劇場の3階席って初めてだったんですけど…もはやあれは「崖」ですね。高所恐怖症の人は無理かもしれんレベル。
はしっこだったせいもあるかもしれませんが、音がめちゃくちゃ大きく聞こえたのでライブ用耳栓があったほうがいいかもしれない。
※くわしくは別の記事→ある日突然、ロック難聴で一生耳鳴り地獄になった私の話にて。
いよいよ開演
入場SEは、アルバムの最後に入っていたインスト曲「優游涵泳回遊録」。
同時に、白い幕に映像が映し出される。まわりに水彩っぽい抽象的なイメージが動いていて、中央に「フレデリックare…」という文字が出てきた。 その後メンバーの名前がでてきて、
確か最初の曲は「MYSTERY JOURNEY」だったと思うが、こちらの照明がとてもよかった。メンバーの前の床に、波模様の光線がうねっていてとても綺麗だった。
今日は声出し解禁で、満を持して「飄々とエモーション」が演奏された。シンガロングがメインといっても過言ではないくらい、シンガロングが印象的なナンバー。
このイントロが流れた瞬間、「あ、今このタイミングでこれやるんや…」とすでに涙目に…。ほんと申し訳ないけど曲の後半ずっと鼻すすってました。(もらい泣きが伝染するからできれば音を立てたくなかったんだけど、無理だった…)
MCいろいろ
※MCは特にうろ覚えなので、話半分で聞いてください;;
打ち上げで食べたいものをスタッフさんに聞かれて、粉もんと答える康司さん。赤頭先生は「粉もんはもうええかなー」って言うてた。
康司「じゃあ何がいいん?」
赤頭「トリュフ…とか?」
その後、粉もんトリュフとか粉騒動とかよくわからんワードが沸いてた。
何か話を振られて「んあー。」と返事をする康司さん。どうしたん?(笑)
康司「やっとライブできたな~。2月ライブなくてキレそうやったわぁ~(にこにこ)」
満面の笑みで言われた(笑)
康司さんが話している最中、なぜか他の3人がかたまって並び出し、遠巻きに康司さんのほうを向く姿勢に。(3人 VS 康司)
康司「……いじめられてる?(笑)」
なにかの話の流れで「横っちょ」と話す康司さん。
誰か(赤頭先生だったかな?)「横っちょ…?普段つかうその言い方?」
誰か「横っちょ?上っちょ?」
武「ぷっちょ!!!!(大声)」
今日の健司さんの衣装は、フレデリックNewグッズのタオルの色使いにほんと似てた。赤頭先生が康司さんに「予測してたん??」って言ってた。
トークがゆるすぎて「ゆるゆる涵泳回遊録や~」と言っていた。当日のフレデリック公式Twitterが、#ゆるゆる涵泳回遊録のハッシュタグを使っていたのはそれが所以。
健司さんが「自分も全力でいくからみんなもそれに応えてほしい。
わたくし教職の実習経験があるんですが、それまでは「授業は席で静かに聞いているのがいい」と思っていた節があったんです。でも実際教壇に立ってみると、生徒からの反応(リアクション)ってこんなに嬉しいもんなんだって身をもって実感した。
そういう経験もあって、ライブではちゃんと演者さんにわかるように反応するようにしている。好きなパートのとこを体でリズム取ったりとか。(マニアックすぎて変な感じなのは否めないけど…笑)
健司「ちょっとやりたいことがあるからスマホ取ってくる。3人で繋いどいて!」
と言って、ほんまにステージから一度はける健司さん。
その間、3人で話をしていたんだけど…全
「東京まで取りに帰ってるんちゃう?」と赤頭先生。それにしてもほんまに長かった(笑)
健司さんのやりたいこと、ライブ会場の雰囲気を撮影したかったらしい。ただ、演奏してるところだったらネタバレになってしまうので、みんなに新作アルバムのCMをしてもらってそれをSNSにアップしようという。
赤頭先生の「前髪ととのえといてな!」のひとこと
↓こちらがその時のCM動画です。
フレデリックのワンマンライブ、声出し解禁になったので皆と新譜の宣伝しときました 広めてくれ pic.twitter.com/Ffyr6a2x1Y
— 三原 健司(フレデリック) (@kenditter) March 10, 2023
後半、おどろきの演出
「ナイトステップ」だったと思うが、このライブ用に最初から最後までフルアレンジされていた。どんなアレンジだったかしっかり思い出せないのでまた聞きたい(笑)。続いて、激レア曲「峠の幽霊」が演奏されてこれまたびっくり。
私がフレデリックを初めて知ったきっかけの曲は「オドループ」だけど、初めてフレデリックを好きになった曲は「峠の幽霊」だったので久しぶりに生で聞けて嬉しい。
どの曲も、曲間にあんまり音の切れ目がなくつながってた印象。
「FEB」では、白黒のノイズのような映像とともにしっとりと歌いあげられていた。(この曲については個人的なエピソードがあるのでこのブログ記事の最後に書いておきます)
「オドループ」のアウトロでちょこまかしすぎな赤頭先生や、最後だんだんとステージの幕がしまっていく演出で、幕の間から
本日のセットリスト
セットリスト
1.MYSTERY JOURNEY
2.KITAKU BEATS
3.ジャンキー
4.飄々とエモーション
5.名悪役
6.TOGENKYO
7.蜃気楼
8.midnight creative drive
9.ナイトステップ
10.峠の幽霊
11.FEB
12.熱帯夜
13.銀河の果てに連れ去って!
14.YONA YONA DANCE
15.スキライズム
16.虜
アンコール
1.オドループ
2.スパークルダンサー
※セットリスト、たぶんこんな感じだったと思うけど間違ってたらすいません。
こころの椿
ライブが終わったあと、フォロワーさんと会う約束をしていたので向かいにある公園でのんびり。いつも優しいタッチの絵を描いている方なんだけど、そのイメージ通り優しそうな人だった。
いままではひとりでライブ観に行ってすぐ帰るパターンが多かったんだけど、3月に入ってからライブ会場でお会いする人が多い気がする。対人運よくなってるのかも!ここで言うのもなんですが、会ってくださった方ありがとうございました!
家までの帰り道、偶然にも椿(つばき)の花が落ちていた。
花びらを散らすことなく、咲いた姿のままポトリと落ちる。同じ時期に咲く桜とはまるで違った趣のある花だ。
ここで、つい先ほどライブで聴いた「FEB」の「心の椿を忘れてしまわないで」という一節を思い出す。
こんな素敵な偶然もあるものなんだなぁ…と、ちょっと心温まる1日の締めくくりでした。