私的フェスレポート:KANSAI LOVERS 2018(大阪城音楽堂)2018年9月22日

大阪は森ノ宮、大阪城公園の中にある野外音楽堂(通称:野音)。
ここで毎年、関西愛&音楽愛あふれるイベントが開かれています。

その名もKANSAI LOVERS!(関西ラバーズ/通称:カンラバ)

わたくしはお仕事で参加を諦めかけていたのですが、訳あって仕事帰りに弾丸で参加しました!

終盤しか参加できてないけど、今日はカンラバ1日目について熱く語るぞ…!



カンラバのココがすごい!

1.関西ライブハウスの主催フェス

ここで、カンラバ公式サイトのフッターを見てみましょう。↓

MUSE、2ndLINE、JANUS、VARIT、ROCKTOWN、BIGCAT…。
ライブキッズならピンとくると思いますが、これすべて関西にあるライブハウスの名前です。

私は京都MUSEと大阪BIGCATに行った事がある。どちらも素敵な思い出のあるハコなんだ。

ライブハウス主催のフェスって、結構めずらしいかな?このイベントをきっかけに、音楽にもっと触れてもらって、ライブハウスにも遊びに来てもらおうという感じでしょうか。

2.出演バンドみんな関西出身!?

なんとこのフェス、関西に縁のあるバンドしか出演できません!MCがみんな関西弁です(笑)

毎年出るバンドは変わりますが、常連バンドもおりまして…UNCHAIN(京都出身)やLEGO BIG MORL(大阪出身)やtricot(京都出身)は毎年出てるイメージがあります。

関西はええバンドが多いなぁ~(お国自慢・笑)

3.入場料が安い!安すぎる!!

なんと、入場料1,000円。とんでもない破格です。
(先行販売の価格。一般販売は2,000円です。それでも安いけど)

普通、同じ会場・同じ規模のフェスやったら、安くても6,000円くらいちゃうやろか。11組もバンドが出てこの価格はすごいぞ。

さっきの話とつながるけど、きっと採算より「このイベントをきっかけに、音楽にもっと触れてほしい」という気持ちなんちゃうかなー。気軽に来れる価格にしてるんやろな。

…という訳で、もし気になるバンドがあったら、ライブハウスとか別のイベントでも観ような!!

4.ほんわかアットホームな雰囲気

老若男女いろんなお客さんと一緒につくる、ゆる~い空気がたまりません。

朝11時から夜8時までずっと音楽が流れているイベントですが、途中退出&途中入場オッケーです。
自分のペースで、ふらっと出たり入ったりできます。

前方はスタンディングエリアですが、客席のほとんどは座席です。誰でもゆっくり観れます。
ゴリゴリのフェスイベントとは違って、いろんな層のお客さんがいる感じです。

地元のイベントということで、出演バンドの家族やお友達のバンドが観に来ているみたいですよ。会場のはしっこのほうに、普通に知ってるバンドがいるという衝撃(笑)

開放的な会場のおかげか、出演バンドも主催者側も、ゆる~くええ感じの雰囲気でイベントを楽しんでいる感じがします。

5.森ノ宮駅から徒歩すぐ!絶好のロケーション

ちょっと、個人的な思い出補正も入っているんですが…(笑)

私は高校生の頃、夏になったら毎年、ここ森ノ宮に来ていました。
吹奏楽部のコンクールが、いつも森ノ宮のホールで開かれていたんです。
ここに来ると、いつもその事を思い出してしまう。音楽に縁のある土地やと思う。

駅を降りると、目の前に大阪城公園が。公園の中に、野外音楽堂があります。
駅前には飲食店やコンビニがあって、とても便利です。
ここらへんも、気軽にイベントを楽しめる理由になっているかと。

私が今年のカンラバに来た理由

2008年からのイベントだから、今年で11年も続いているカンラバ。
私は、2~3回くらいこのイベントに来たことがあります。

前回遊びに行ったのは、3年前の2015年。
一緒に観に行った友達がLEGO BIG MORLを好きになったようで、その場で「じゃあ今度、ワンマン一緒に行こう!」とすぐ約束して、後日、梅田クアトロに行ったのは良い思い出。

あと忘れたらあかんのが、トリを務めたフレデリック。
この年、いままで神戸を拠点にしていたフレデリックが上京を決め、前にドラムをしていたカズさんが大阪に残り、脱退する事を決めた。

その最後の舞台がこのイベント…関西LOVERSやったんは、ほんまに綺麗な終わり方やなと思った。

最後に「カズとのフレデリックを、オワラセナイト」と言って奏でられた、オワラセナイトという曲。健司さんが曲の途中で感極まって声を詰まらせていたこと、それに観客の皆が「歌おうよ」と合唱で応えたこと…色々思い出すなぁ。

…すっかり前置きが長くなったけど、今年2018年のカンラバに行こうと思ったきっかけが、↓こちらのツイート。

https://twitter.com/kansai_lovers/status/1042745269505339392

今年のトリも、フレデリックか…!

実はこの日は普通に仕事があって、カンラバ行きは諦めていました。
だけど、トリだったらギリギリ間に合うかも…という事で、仕事帰りの弾丸直行を決意(笑)

仕事終わりにライブに行くなんて初めてやし、めちゃくちゃドキドキした!色んな意味で!(笑)

いざ、大阪野音へ!

私の仕事が終わるのは夕方。森ノ宮までは片道1時間かかる。
たぶん会場到着は7時くらいで、終演が8時だから…ギリギリのところでトリに間に合うとみた!

着替える間も惜しいので、カットソーに薄手のカーディガン、黒ズボン、スニーカー、ななめがけカバン…という微妙すぎるスタイルで、大阪野音に向かう。

大阪城公園に着いたら、誰かが演奏中だった。音の鳴るほうへ、導かれるように会場へ…(笑)

会場到着。チケットを見せて、ドリンク代500円を支払い入場!
ちょうどLEGO BIG MORLが、名曲RAINBOWを演奏しているところだった。

壮大で美しいんだよなぁ…。
今日、聴けるとは思わなかったから…すごく嬉しかった。

いよいよ、今年のトリが来る!

LEGOの素晴らしい音楽に浸った後で、前方のスタンディングエリアに向かう。
普通にド真ん中・前から5人目くらいの位置に来れた。近すぎるって!!

そうこうしていると、ナチュラルにドラムの武さんが音出しを始める。
その後、赤頭先生と康司さん、健司さんも舞台に出てきて、リハが始まる。
ディスコプールと、ナイトステップという曲だった。この時点で体が勝手に揺れますね(笑)

いったん舞台からはけて、本番がはじまる。入場時の音楽は、たぶん飄々とエモーションのフレーズを盛り込んだオリジナルのインスト(歌が入っていない曲)。

最初からオンリーワンダーやリリリピートという強い曲を持ってきたあたり、気合を感じますな!!

途中で、健司さんが熱いMCをしとったで。

3年前のカンラバでは、ドラム脱退のラスト公演をしたこと。
ここで、カズさんの名前をハッキリと出していた。

それぞれの夢に向かって歩き出すため…という表現をしていたかな。
そうそう、カズさんは今、大阪で飲食店を営んでいるんだよ!すごいよね!!
実は私も1度、行った事あるんだぁ。去年の4月頃だったかな。

私がお店に行ったときは、お店でYMOの東風が流れていた。リクエスト曲があればそれを流してくれる。カズさん、今はこういう形で音楽と生きてるんだぁ…なんだかいいなと思った。とてもいいお店だった…。

↓お店の情報はこちらです。みなさんも、ぜひ行ってみてください。

酒と音楽とおばんざい おと(ホットペッパーグルメ)

話は戻って、健司さんのMC。

本番前に、DVDで3年前のカンラバ映像を見たらしい。俺、泣きすぎてて全然歌えてなかったな…とのことでした(笑)

「もし、みんながイベントの主催者やったらって考えてみて欲しい。
メンバーが抜ける最後の公演を、このイベントにしたいんですって言われたら…荷が重いやん?こんな重いことをやらせてもらえて、ペーペーの新人をトリにさせてもらって…本当に感謝です。」

「その恩返しに、今日どんなライブをしようか…どんなセトリにしようかと考えたんやけど、
今1番かっこいいフレデリックを全力でやろうと思います!」

このMCには、ドラムの武さんもグッときたそうで…私も勢いあまって、そのツイートにリプしてしまった。文字打ちながら泣きそうになった(笑)

最後に、フレデリックのセトリを載せて締めさせていただく。
この日を一緒に過ごせて本当によかった…!ありがとうカンラバ!!

セットリスト@フレデリック 2018.9.22 KANSAI LOVERS 2018

■リハーサル
ディスコプール
ナイトステップ

■本番
オンリーワンダー
リリリピート
シンセンス
NEON PICNIC
KITAKU BEATS
オドループ

■アンコール
飄々とエモーション

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