私的フェスレポート:OTODAMA’23~音泉魂~ 大阪 2023年5月4日

GWマジで予定ない!どっかいかなきゃ!と思い立ちまして、超ひさしぶりにオトダマという春フェス(以前は夏フェスだった)に行ってきました!!

たぶん2016年以来だから…7年ぶりのオトダマ!?なんだか独特の雰囲気ただようゆる~いフェスです。

今回は2日目のみ参戦してきました。
行きの電車やバスにかかった時間(混雑状況)と、今回観たミュージシャンのレポです!



 本日のフェス計画

今年はマニアックといいますか、エッジの効いた出演者ですね…!ミュージックフリークにはたまらんラインナップ。

私は、ODD Foot Works→水曜日のカンパネラ→家主→羊文学→崎山蒼志→SIRUP→女王蜂→UAを観ました!我が音魂に一片の悔いなし!

https://twitter.com/onsendamashii/status/1653323450956623873

会場への道のり

  • 9:00 泉大津駅到着
  • 9:12 バス停到着
  • 9:15 バス乗り込み、発進
  • 9:30 会場到着

最寄り駅からバス停まで→徒歩10分強
バス待ち→無し
バス乗車時間→15分

今回はだいぶ空いてて、スムーズにバスに乗れました。ほんま楽で助かった。

ただし今回、チケットの整理番号(ブロック番号)によって集合時間というものが設けられていまして、私のチケットは10:30集合だったので…会場に着いてから1時間、何もできず待機することに。

シャトルバスの混み具合が分からなかったので、もしかしたらバス乗るまでに時間かかるかも…と思ってかなり早めにバス停まで行ったのが裏目にでる形に…。

待ってる間トイレいこっかなと思ったんだけど、なんと待機場所にはトイレが無いみたいでちょっと焦りました。できれば集合時間は、シャトルバスのバス停での集合時間にして欲しかったなぁ…。

あと、入場してから気づいたんですけど、できればパウダールーム(化粧室)がどこかにあったらなぁと…日焼け防止に顔を塗り直さんといけないんですが、人前でははばかられるので困っちゃった…。かんたんな間仕切りと、ちょっと小物置ける台だけのエリアでいいんであったら嬉しいです…!

会場の雰囲気はこんな感じ

でたでた、恒例のアドバルーンが見えてきました(笑)。アドバルーンって昭和の香りがするよな。私がちっちゃい頃はデパートとかにまだあったんだけど、とんと見かけなくなったねぇ。最近の若い子とか見たことない人も多いんちゃうかな。

オトダマ名物、出演者の名前が書かれたのぼり(旗)。この写真ではちょっと見えづらいけど、オレンジ・青・赤の旗がたっています。出演するステージによって色分けされてるみたい。ところでなんで「CHAI」だけはカタカナで「チャイ」って書かれてるんだ?他は英語表示のやつもあるのに…まぁええか(笑)

のぼりの奥に入浴口(入り口)が。いい天気で本当によかった!

入浴心得もバッチリ書かれていました。

こちらはGENSEN TENTOステージ。客席にも屋根があってとても良いです。

GENSEN TENTOの側面。こんな感じでステージの出演者も書いてある。

大阪のマスコットキャラクター「もずやん」もおった。巷で噂のミャクミャク様はいなかった…もしおったら挨拶したかったんやけどな(笑)

ODD Foot Works

私がODD Foot Worksを知ったのは、随分前の「シブヤノオト」っていうNHKの番組で、ボーカルのPecoriさんがめっちゃ面白い人で興味を持ちました。ほんで音楽聞いてみたらグッドセンスでかっこえぇ~!

その後、赤い公園(私の好きなバンド)の津野さんが彼らのことを誉めてるのを見て、さっすが津野さん!!と密かに思ってたりして。間もなく赤い公園とのコラボ曲とか作ってくれて嬉しかった。できることなら生のライブで観たかったね…(コロナ真っ只中で配信限定ライブのみ開催されて、それっきりになってしまった)。

津野さんはいなくなってしまったけど、新しいアルバムで津野さんのこと歌った曲(Heavenly Bluetooth)つくってくれてありがとう。アルバム「Master Work」、名盤でした。

やっぱ最後の「卒業証書」はノリ良くてアガるね。この曲は、私の好きなパスピエっていうバンドの成田ハネダ氏がキーボードで参加しているコラボ作。あと私は「Summer」って曲も好きなんだけど、それはまた別の機会に聞けるといいな!

水曜日のカンパネラ

通称「水カン」、わたくし水カンのメンバーでコンポーザー(作曲者)のケンモチヒデフミさんが作る曲が好きでして。絶妙に小気味よいトラックがすばらし~!水カン以外にもCMとか色んな音楽を手掛けてらっしゃるので興味ある人はケンモチさんの公式サイト見てください。

ボーカルがコムアイさんの頃に一度ハマって、そのあとしばらく離れてしまってたんだけど、詩羽さんに交代するって聞いてから改めてハマりまして…これはまたすごい人をみつけてきたもんだなと感動しました。今回のオトダマは、メンバーが詩羽さんになってから初めて生で観るライブでした。

本番前にささっとステージに出てきて「ちょっと今から練習しますね!もうこのフェスのための曲といってもいいようなピッタリの曲で『ディアブロ』って曲があるんですけど…」

と、ディアブロ(お風呂の曲です)の練習がはじまる。

わたくし、この時点で感激(はやい・笑)。私が水カンのライブを初めて観たのは、偶然にもこのオトダマだったんです。その時はコムアイさんがディアブロを歌ってた。ああ、今日もやってくれるんだ…って。しかも本番、完璧なアクトだった。なんか当時のことがフラッシュバックしちゃったなぁ…。

話はリハーサルのディアブロ練習に戻りますが、「私が『いい湯だね』って言ったあとに『いい湯だね~!』って言ってください!手でグーってやってもらいながら」と説明がある。

実際やってみたら、笑顔で「う~ん、50点くらいかな!」って言われた(笑)。「今日は若いのも女こども(?)も多いけど、いつものおじおじ達も居るからね!頼んだよ!」的なことを言ってたような気がする。いつもはおじさんのお客さんが多いのかな。

最初の曲の「赤ずきん」や「シャドウ」「招き猫」では、着ぐるみの狼と布団、ダンボールで作られたと思われるちゃっちい車の小物、招き猫のバルーンなども登場。

あと、「桃太郎」では透明の風船(ボール?)の中に詩羽さんが入り、客の上を転がっていく。このパフォーマンス、前任から引き継いでやってるんだぁ~!

あと、何かの曲で歌舞伎の見栄をきるような振り付けがあったんだけど、それが彼女のメイクにもベストマッチで良かった。

総括すると、やっぱり彼女はすごかった…!個性爆発してたな。

しかも今回、ライブの後にご本人が物販(グッズ売り場)に降臨!グッズを買った人に本人がサインしてくれるっていうもんだからびっくりしちゃった!案の定、長蛇の列ができていたので私は見送りましたが…。今度ワンマンライブ、ビッキャ(大阪BIG CAT)でやるんだって。行きたくなってチケット取っちゃった!楽しみ~!

家主

Twitterで「今度オトダマ行くねん!」とつぶやいてたら、フォロワーさんが「家主がめちゃくちゃいいバンドなので、ぜひ観て欲しい」と教えてくれました。こうやって教えてくれるのほんまに嬉しい。今後ともよろしくお願いいたします!

そんな訳で観に行ってきました。本番前に音出しがあって、その時に裏方さんが「あれ…僕のマイクの音もメインのスピーカーから出てるんですけど…」と言うと、家主のギターの人(田中ヤコブさんかな?)が「そりゃ飯塚さん無しでは家主はできないですから」的なことを言っていた。後で知ったが、飯塚さんはサウンドエンジニアの方らしい。

飯塚さん「もうちょっと音出しとく?……あ、もう(本番の)時間かぁ~」

ヤコブさん「あっ、ちょっとカバンにカポ入れてるんで取ってきま~す」

というゆる~い会話に、お客さんから思わず笑いがこぼれる。

ヤコブさん「カポ取ってきたよぉ~!」

お客「うぉおおおお!」

えっ、カポ取ってきたって話でこんなに盛り上がる!?(笑)

事あるごとにお客さんの反応が物凄くて、「ああ、この人達は本当に家主のことが好きでたまらないんだなぁ」と感じ取った。

そしてそのままの流れで本番が始まったと思いきや…素朴な外見からは想像できないような爆音、轟音!!

リハでものすごいリードギターを鳴らしながらボーカルも務めていたので「え、この人ボーカルなの!?と」びっくりしていると、本番最初の曲はベースの人がボーカルで、別の曲はまた別の人がボーカルで…。なんと、メインボーカルが3人もいるバンドでした(笑)

楽器の音が大きすぎて、なんて歌っているのか聞き取れないくらいだった…。4人みんなで思いっきり合唱するパートも多くて、なんだかみんな元気を持て余してる少年のようだったな…。

理屈じゃないから言葉にしにくいけど…とにかく「すごい!」としか言えない衝撃を受けました。

一応音源を貼っておきますが、家主はライブを観ないとすごさは分からないかもしれない。気になった方はぜひライブへ!

※ただし本当に爆音なので、イヤーマフかライブ用の耳栓をつけることをオススメします。詳細は別の記事→ある日突然、ロック難聴で一生耳鳴り地獄になった私の話で。

フェス飯タイム

ここらでちょっと休憩。京風まぜそば1,000円。めっちゃ美味しかったです!!肉も野菜も摂れて嬉しい!

甘味があまり無かったのでかわりにポテトを頼む。(かき氷はあったけど、私はアイス系を食べるとお腹壊すからいつも頼まない。他にはチュロスがあったようだけど売り切れてた…)

できれば、アイスではない甘味系の屋台がもう少しあれば嬉しかったなぁ。クレープとか。

羊文学

お昼の時間だったので、シートエリアでごはん食べながら聞かせてもらいました。

随分前から音楽に明るい知人たちの間で話題になってたから、ちょっとだけ音源を聞いたことはあるんだけど…ライブを観るのはこれがはじめて。

うん、声がいい!!特に高音のコーラスが入るところがとてもいいですね。私は音重視で聞く派なので普段はあまり歌詞を掘り下げないんだけど、バンド名に文学とついているからにはやっぱそっちを重視したバンドなのかな…?

歌詞はあんまりよく聞き取れなかったけど、なんとなく聞こえたフレーズを後で調べたら「永遠なんてないとしたらこの最悪な時代もきっと続かないでしょう」って歌ってたのか。なるほど。

この曲、平家物語っていうアニメの主題歌らしいんだけど、なかなか示唆に富む歌詞ですな。

あと、音楽とは全然関係ないけどドラムの人の見た目が…貞子のようでとても恐いです……。めっちゃ髪長くてサラッサラやってんけど、目が完璧に髪で隠れとる…絶対目ぇ悪くするからやめといたほうがええと思うんやけどなぁ…あと、男の人だったんだ知らなかった…。

崎山蒼志

OTODAMAのハッピを着て登場!(そんなんあるんや)

リハで最初に歌い出した瞬間から、ふっとその場の雰囲気が変わったような…そんな力を感じました。

最初の曲が好きな感じやってんけど、なんて曲か全然わからず…セットリストどこかに転がってたら教えてほしい…。

SIRUP

屋台のほうへ移動中、たまたまリハの音が耳に入ったんですが…めっちゃええ感じですごく気になった。(たぶんBE THE GROOVEという曲?とにかく音がめっちゃよかった…)

その時はうっかり忘れていたけれど、フォロワーさんが以前教えてくれてたんだった。その時は「(私の)好みとは違うかもしれないけど…」という事でしたがバッチリ琴線に触れました!

ちょっとレトロな、懐かしい感じがしました。ステージは大所帯のようでしたが、調べてみるとソロプロジェクトなんですね。

いや~全然知らなかったのがお恥ずかしい…これから色々聞いてみよ!(ところで2つ目に載せたMVめっちゃハイセンスじゃない…?)

女王蜂

出た、女王蜂!

私が最初に女王蜂を観たのは随分前のレディクレ(大阪の年末フェス)で、その時は一番小さいステージだったんだけど、すぐ入場規制。途中からなんとか入れたけどぎゅうぎゅうで窒息しそうだったな…。

まぁ~女王蜂がそんな場所でおさまるはずがないでしょうとその時も思ったけど、いま改めてこのメインステージで女王蜂を観て、ほんとそうだなって。

こんな広いステージで、ふわっふわのジュリアナ扇子(お客さんの持ち込み)が色とりどりに舞っている様を見て感慨深くなった。

「地獄へようこそ」…アヴちゃんが放ったその言葉、これほどまでに似合うバンドが他にいようか(笑)今日のアヴちゃんはセーラームーンみたいな恰好でキュートでした🦋

THE FIRST TAKE(下の動画)を初めて見たとき鳥肌がたった「火炎」、やっと生で観れて嬉しかった。生でもやっぱりすごかった…。

それにしても、なんと堂々とした圧巻のパフォーマンス。演奏が終盤にさしかかろうとした時、ステージの後ろに綺麗な月がのぼっていて、それが今日の女王蜂を物語っているようだった。実に美しかった。

UA

子どもの頃から知ってたけど、生で観るのはこれが初めて。出身地がうちと同じ(うちの実家の隣町)で勝手に親近感を持ってます。

私の大好きな「情熱」「お茶」「微熱」全部やってくれてもう…何も言い残すことはございません…!

バンド編成は大所帯で、7人ぐらいいたかな?ベースがとても良くて気になった。誰だろう…。(5/23追記:Twitterで教えてもらったんですが、鈴木正人さんという方だそうです!)

知らなかったんですけど、不思議な踊りを踊りながら歌いはるんですね。「お茶」のときほんまにお湯のみもってるポーズしてて面白かったな。

あと、UAさん動物の鳴き声上手すぎでは…!?うっかり樹海に迷い込んだかと思った。声の力ってすごいよな、ほんまに。

それから…清水温泉にちなんで「ババンババンバンバン♪」とドリフターズを歌い出すのには笑っちゃった。さすが大阪出身。気さくやな~。

アンコールでは「どんだけ『お茶』好きやねんって思われるかもしれないけど、先ほどやったお茶とは違うお茶の曲です」と言うと、お客さんがわぁぁ…!と高揚していた。

その曲にちなんで、照明もミルクティー色になってて素敵だった。

ラストには花火もあがり大団円

フェスらしく、最後には花火が…!けっこういっぱい上がったね。

花火のあと、UAご一行が「た~まや~!か~ぎや~!」と言っていた。そしてババンババンバンバン♪と歌いながら退場…ほんま気さくやな(笑)いろんな意味で、このフェスのトリにふさわしい!

フェスというものに久しぶりに行ったけど、朝から晩までフルに楽しめました。我が音魂に一片の悔いなし!

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