私的ライブレポート:パスピエ/TOUR 2018 “カムフラージュ” @大阪 UMEDA CLUB QUATTRO -虎編- 2018年6月30日

あのパスピエを、梅田クアトロ(ライブハウス)で観れるとは…。
しかも、あの素晴らしいミニアルバム「ネオンと虎」を引っ提げてのツアーですよ!
居ても立っても居られないってやつです!わくわくが止まらんです!

※ご注意:盛大に【ネタばれ】しておりますので、見てもOKな方のみ先を読んでください。



大阪・梅田クアトロ

大阪の中心地、梅田。ここの東にクアトロはある。
学生時代は、毎日ここを通っていた私。なんだか懐かしくて色々見てまわった。

安室ちゃんのポスター前に人だかりができてるのは驚いた…。ライブのタオルっぽいやつを広げて撮影してる人も居たよ。ポスターを見つけた女の人の目が、みんな輝いてた。安室ちゃんは、たくさんの女性の憧れやねんなぁ。

いつものように、ライブ前のお茶しばきも済ませて…。
本日は、ホワイティ梅田のベシャメルカフェという所に行ってきました。
先に席を取って、セルフで席まで持っていくスタイル。1人でも入りやすいし、席がちょうど空いてて助かった。

ちょうどいい時間になったので、東梅田駅前のロッカーに預けて…と思っていたところ、思わぬ事態に。300円のロッカー、空いてないやん…!!
600円のデカいのなら空いてるけど…いやいや、勿体ない…という訳で、ダッシュで阪急梅田駅のロッカーに。ギリギリ1個空いてた…いやぁ、ナメてたわ。ライブ前に既に汗だくになって、クアトロへ…。(整理番号遅かったから、入場には間に合った…)

梅田クアトロ、会場内へ。

梅田クアトロは、好きなライブハウスだったりする。
客席が横長で、そこまで大きなキャパのハコじゃないから、後ろの方でもしっかり見える。

更に、1階、2階にわかれてて、実は2階の最前列が最強の特等席。
めちゃくちゃよく見えるし、そんなに押されないから安心です。(客層にもよるかもしれないけど、一般的に)

…が、今回は整理番号が後ろのほうだったので、1階フロアの後ろの方・ど真ん中で待機。(後ろと言っても、ステージとの距離が近いからよく見える!)

BGMは、なんだか昭和歌謡っぽいレトロな曲が流れてたかな。(私、どの曲も知らなかったのでイメージだけど…)

5時すぎ、いよいよ開演。

たぶん、武道館のときと同じ入場サウンドかな?聞いたことのある音だった。
大胡田さんのお召し物が、虎編ということにちなんで、その柄っぽかった。
実は私も、虎を意識して黄色いTシャツに黒いタオルだったので、ちょっとだけ意識がシンクロしたような(笑)

最初の曲は、トビウオ。最初の曲がこれとは、ちょっと意外かも!
時折、歌いながらカッと前を向くことがあって、なんかすごい雰囲気だった。やっぱり彼女は魔女なのか…!?

私の好きなMatinee、はいからさん、音の鳴る方へ…こんな至近距離で聞くことができる贅沢よ…!!

あと、サポートドラムの人いいね!すごくいい表情で叩いてはった。
はいからさんの「縁側 朝顔」のとこの勢いのあるドラム、好きなんだー。拾ってくれて有難うという気持ち(笑)

怒涛のラストスパート

マッカメッカ、あかつき、裏の裏…強者な曲が次々と繰り広げられる。
後半の盛り上がり、どの曲もすごかったなー。

しかも、ラスト2曲が大変なことに!!
ピアノ無双の「正しいままではいられない」からの「恐るべき真実」ですよ!?
なんということでしょう…どちらも聞けるとは思ってなかった。
ましてや、連続で聞けちゃうなんて…

それぞれのミニアルバムを締めくくる曲。どちらも大作だと思うのだけれど。
ここまで出し惜しみなくやってしまって…アンコールどうなっちゃうの!?って思いました(気が早い・笑)

アンコールではおなじみの掛け声が…

感動のラストを迎え、一度舞台から退場するメンバー。
すると、大阪ではおなじみのコールが手拍子とともに聞こえてくる。

大胡田 \なつき!/
成田 \ハネダ!/
三澤 \まさひろ!/
露崎 \よしくに!/
佐藤 \けんすけ!/

音頭をとる数人の女の子が苗字を呼んで、それに続いて皆が名前を呼ぶスタイル。
なお、同じ名前をそれぞれ4回ずつリピ―トします(笑)

今回いいなと思ったのは、サポートドラムの人の名前もきっちり呼んでること。
たぶん名前を知らない人もいるだろうと思ってなのか、名前を呼ぶ人の声が「けんすけ」だけ大きめだった気がする。さすがやで大阪のお客さん!

予想外の「大切な曲」

アンコールに応えて、メンバーがふたたび舞台へ。
「大切な曲をやります」と言って奏でられたのは…「名前のない鳥」。

このイントロが流れた時に、私はどんな顔をしていただろうか。
驚きと嬉しさと懐かしさと…いろんな思いが沸き起こっていた気がする。

私は、パスピエが司会と務めていたラジオ番組、J-WAVEのKINGS PLACE(通称キンプレ)に、お便りを送ったことがある。

ミュージックシェアというコーナーで、ラジオで流して欲しいパスピエの曲をリクエストするというもの。そこで私は、こんな内容のお便りを送った。

「私がシェアしたい曲は『名前のない鳥』です。私は芸術大学に通っていたのですが、この曲には『配置こそが美徳』など、芸大生がドキッとするような単語がちりばめられていますね。これを聞くとその頃を思い出して、初心に返る気がします。」

このお便りは採用されて、成田さんに読んでいただいた。
当時のドラマーの、やおさん(2018年5月に脱退)は「配置こそが美徳!(笑)」と面白がって連呼してたし、大胡田さんは「他にそれっぽい歌詞あったかな~」と探してくれたりした。

中でも一番印象に残っているのは、成田さんがこのお便りに食いついてくれて「そう!歌詞にも注目してほしいんだよ」みないな内容を、番組中2回ほど言っていたこと。大胡田さんの内面が出ているかも…とも。

…回想が長くなったけど、そんな思い出の曲を、大切な曲だと言って、今日この場所で演奏してくれるなんて…わたくし、感無量です…。

最後の最後の最後

素晴らしいアンコールが終わり、会場にはBGMが流れだす。
ライブはお開き…と思いきや!客席からのアンコールが鳴り止まない。
誰も会場を出ようとせず、まさかのダブルアンコール状態に。

最後の最後の曲は、MATATABI STEP。

正直、予定外(と思われる)のダブルアンコールで1曲披露してくれるとは思わなかった。だって、ドラムの方サポートですよ…?他にもいろいろ準備があるでしょうに。

この一件で、今後のツアーでダブルアンコールの流れをつくってしまうんじゃないかと、ちょっと心配だけど…(

すごいよ、パスピエ。無茶ぶりに応えてくれて、本当にありがとう…。
こんなに気持ちが昂ぶるライブになるとは…今日という日は、素晴らしい!

 

※追記:セトリを確認しましたところ、他の会場でもダブルアンコールをされているようでした!要らん心配やった!(笑)

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