気にはなってたものの今までライブを観れていなかったバンド、Wienners。
先日発売されたアルバムを引っ提げてのツーマンライブ。大阪はキュウソネコカミとの対バン。
念願の初ライブ、参戦してきました!
もくじ
Wiennersとの出会い
私がWiennersを知ったのは数年前。ネットで誰かがシェアしていたプレイリストを流していたところ、この曲に衝撃を受ける。
痛快!!なんて小気味よいんだろう。
たとえば暗雲がたちこめるところに突然カミナリが落ちて、その一撃が雲を散らしてあたりをたちまち快晴に変えてしまうような…あたりを問答無用で元気にさせるエネルギーを感じる。
何度も言うけど、本当に気持ちがいい。気持ちよすぎる音が次々とたたみかけてくる。心がスカッとしたよ!久しぶりにいいバンドに出会えた!むしろなんで今まで知らなかったんだ私…。
この曲をつくった玉屋2060%さんが天才すぎる。少し調べてみると、アイドルグループでんぱ組.incのでんでんぱっしょんを作った人らしい。でんぱ組.incといえば、アイドルだけどロック畑の人達にも刺さる楽曲という評判を聞いていたのでなんだか腑に落ちた。この人が作ってるなら間違いない。
…という感じで完全にこの1曲で一目惚れしてしまったのだが、ライブに行くのには躊躇していた。なぜかというと…私、モッシュやダイブが苦手なのである。たぶんWiennersってきっとゴリゴリで激しい感じですよね…ちょっと怖くて行けないかも…とずっと思っていた。
しかし時代が変わり、今はコロナ禍。もみくちゃにされることもない。行くなら今がチャンス…!と思っていたところに、新アルバムとツアーの報せが届く。ティザーの「よろこびのうた」を聞いたけど、その時点ですでにいい感じで。やっぱりこれは行かなくちゃ!と思ってこの度BIG CATに馳せ参じました。
会場に到着
会場、BIG CATに到着。BIG CATは思い入れがあって、とても好きなハコだ。
生まれて初めて遊びにいったライブハウスがここ。忘れもしないサカナクションのシンシロツアーだった。
ライブハウスといえば狭いハコの所も多いけど、BIG CATはほどよいスペースがあって心地よい。もっと大きいZeppとかのレベルになるとライブハウスというよりコンサートホールな感じもあるけど、BIG CATはライブハウス然としていると思う。
客席(席というかフロア)に入ると、ステージの背景にとっても大きな幕が。アルバムのジャケットとリンクした柄で、中央にかっこよくWiennersと入ってた。めっちゃいい感じだったので本当は写真が撮りたかったんだけど、撮っていいのか分からなかったのでやめておいた。
キュウソネコカミ
1年ちょっとぶり、フェス以来のキュウソネコカミ。今回のツアータイトル「TREASURE」にちなんで入場SEはワンピースの主題歌(ナレーション・セリフつき)。曲中の「ワンピース」のところでヨコタさんとお客さんが右手の拳を上げる。ばっちり決まって思わず笑っちゃった。
なんと、しょっぱなからWiennersの「蒼天ディライト」をカバーしてくれた!かなり長めに、1番が終わるまで。
セイヤさんは「リハやりたかったけど、びっくりさせたかったからリハ無しでWiennersには内緒にしてぶっつけ本番でした~!」って言ってた。しかも普段、キュウソはこんな感じでカバーすることはあまり無いらしい。
前述の通り、私お気に入りの曲だったのでめちゃくちゃ嬉しかった。
必然的にヨコタさんは女性パートを歌うことになるので、ボーカルめちゃくちゃきつそうだった。でも頑張ってた(笑)
「Wiennersは上手すぎて力技みたいなとこあるけど、俺らは力技でいきます」という事で、ビビった・KMTR645・ファントムヴァイブレーションなど定番曲多めで、あまり詳しくない私でも楽しめました。
確か「住環境」の時だったと思うけど、初めての試みという事で、このタイミングで1回だけぴょんと飛び跳ねてくださいと言われたので見様見真似でやってみた。個人的には自信なかったけど、メンバーの反応を見ると成功したらしい。もしかしたら今後の定番になるかもしれません。
ヨコタさんが「キュウソとWiennersとは昔から今まで何度も対バンをしてきているんですけど、こないだ発売されたアルバムを聞いて…今のWiennersが一番カッコイイと思います!度肝抜かれるぞ!」的なことを言っていた気がする。
セットリスト
1.蒼天ディライト(cover)
2.ビビった
3.推しのいる生活
4.KENKO不KENKO
5.住環境
6.ファントムヴァイブレーション
7.KMTR645
8.3minutes
9.ハッピーポンコツ
10.The band
Wiennners
キュウソが終わり、転換(楽器などの入れ替え)タイム。スタッフさんがものすごく長い棒を持ってステージに来たので何事だろう?と思っていると、天井についてるスポットライトの向きを変える棒だったらしい。あんなの初めて見た!
演奏が始まると、やはり新譜を引っ提げてのツアーという事でアルバムの曲が多く、しっかり楽しめました。
念願の生演奏、初めて聞いたけど…セイヤさんも言ってたけど、なんか上手すぎてあの曲達をこのクオリティでぶっ放すのすごいな…どうなってるんだ…って思いました。
「GOD SAVE THE MUSIC」や「SHINOBI TOP SECRET」みたいなハイテンポでゴリゴリ押してくエネルギッシュかつ小気味よい曲ももちろんありつつ、持ち曲がバラエティ豊かでいろんなタイプの音楽を楽しんでいる気分に。特に異彩を放ってたのは「日本中 I WANT YOU」で、アサミサエさん1人でステージに残って歌い、この曲だけペンライト(公式グッズなのだろうか…?)を持って光らせてるお客さんがいた。
曲調とお客さんの拍手も相まっていい空間をつくっていた「HORO NOVA AZIO」とか、「BIG BAN」も独特な曲でセトリの途中のいいところで入ってた。
途中のMCで玉屋さんが「さすが大阪…踊り方が変(笑)」って言ってたけど、もしかして「SOLAR KIDS」のサビの真夏の日光の直下♪のあとで入るコーラスのパートと同じ音程を取りながら手を動かしてたのバレたかな……。
玉屋さんが「このアルバムはコロナとか全く関係無しで作りました!作ってる最中、すっかりコロナの事忘れてた」と笑顔で話していたのが印象的だった。この数年に起こった出来事を踏まえて考えると胸がキュッとなる。でも、なんだかんだあっても結局音楽に救われたのかな。
「音楽の、なんだか訳わかんねーけど凄いパワーを信じてる」。私が初めてWiennnersの音楽と出会った時に感じたことも同じだった。そんな、Wiennnersの音楽そのもののような言葉を聞けてじんとくるものがあった。
そして本編が終わり、拍手喝采のアンコール。「実は今日はやるつもりじゃなかったんだけど…キュウソにやられたらもうやるしかないでしょう!やられたらやりかえす!」と、急遽アンコール曲を変更しての「蒼天ディライト」。本家も聞けたぁ…!!
ちなみに蒼天ディライトをやる前に、キュウソのセイヤさんを呼び出してセイヤさんも一緒に歌いながらの演奏となりました。セイヤさん、ちょっと遠いところでWiennnersを見学してたらしくてめちゃくちゃ急いでダッシュでステージまで来てた(笑)
セットリスト(うろ覚え)
1.SOLAR KIDS
2.GOD SAVE THE MUSIC
3.よろこびのうた
4.MONSTER
5.Magic Bullet Music
6.ブライトライト
7.SHINOBI TOP SECRET
8.BIG BANG
9.ASTRO BOY
10.日本中 I WANT YOU
11.HORO NOVA AZIO
12.FACTION
13.FAR EAST DISCO
14.BRAVES
15.LIFE IS MY LANGUAGE
16.UNITY
17.真理の風
アンコール
1.蒼天ディライト
2.よろこびのうた
こちらのセトリ、合ってるかどうかあまり自信なし…間違ってたらすみません…。
ツーマンライブ自体、本当に久しぶりに遊びに行ったけど…やっぱ対バンっていいね。
アンコールが終わってからもお客さんの拍手が全然鳴りやまなくって、その光景にびっくりした。(色んなライブに行ってるけど、こうなる事はなかなか無い)
それだけ良いツーマンだった。行ってよかった、ほんとに。ツアーはまだまだ続くので、無事完走できるよう祈ってます…!