夜に「フレデリック/フレデリズム2」を聴いてしまったら

フレデリックの新作CDアルバム、その名も「フレデリズム2」!

前作の「フレデリズム」から今までの約2年間をググッと凝縮したような、極みの一枚。

早速手に入れたので、勝手に語ってしまいまーす!



アルバム全曲つまみ食いトレーラー

えっと、こちらで全曲ご試食いただけます(笑)おいしいよ!

わたくし、こちらのトレーラーを聞いた瞬間から、このアルバムを買う事を決めておりました。

粒ぞろいやけど、特に語りたい曲を8曲ピックアップするで!(全12曲だから全然絞り込めてないよ!?)

※曲によっては、以前のブログ記事で紹介しているものがあります。以下には、その内容と重複している所があるので「ん?これ前に読んだぞ?」という所があるかもしれませんが、ご容赦ください。

01.対価

おおう…。これ聞いたとき、ちょっとドキドキしたよ。(動悸?歳のせいか…?)

間違ってたんだな 間違ってたんだな

2人の別れの曲に聞こえるけど、どうなんだろう。
後悔を反芻(はんすう)してるのかな…前向きな歌詞もあるけど、終始切ない雰囲気のナンバー。

02.逃避行

まずは、サビの「ばっくれたいのさ」ですよね。スタッカートが効いてるリズムと語感の相乗効果で、やけに耳に残る。

そして、曲中のところどころに差し込まれる、ビュワ~(言葉で表現しにくい…)というスペーシーなシンセ音が楽しそうで、弾きたくなる。

あとピンポイントだけど、2番のサビ前に入るダダダンッていうドラムがいいなぁ。

そして…私は、最後の↓この部分が好き。

始まった 始まった
始まってしまったんだ
まだ見ぬ街へ

ここから、また始まるんだ。康司さんのコーラスなのが、またいい。

不思議とこの曲からは「前進」を感じる。早歩きで、ずんずんと進んでいくようなイメージ。

ついこないだ、MVも公開されたので見てみよう。

カオス!そこはかとなくカオス!!(笑)

フレデリックのMVでおなじみのスミス監督の映像。

スミスワールド全開でありながら、音楽の各パートの美味しい部分をきちんと映像で拾っている気がする。

たとえば、クラップは勿論のこと…前奏のビュワー!と割と大きめに入ってくるシンセ音とか、0:08/0:57のドラムや、0:15のギターの入り、2:04のベースソロなど。きまった!ってところをフィーチャーしてる気が。

そして、ギターの赤頭先生が一度だけグラサンをしているシーンを忍び込ませる遊び心。一度だけってのが、またいいよな。

大学の授業で、哲学の先生から「一の美学」を習ったのを思い出した。
逸話なんだけど、華道を志す弟子と師匠の話で、弟子がたくさん活けていた花を、師匠は1輪だけにした。
たった1輪にすることが、美を際立てたという話。

しかしスミス監督、フレデリックとの相性バツグンやな。実際、彼らの事を監督がよく分かってらっしゃるんだと思う。

ところで、漢字のネオンが光るチャイナな演出は、パスピエ(バンド名です)のメーデーという曲のMVにも登場しているから、ぜひ見て欲しい。

ほら、完全に一致でしょ?(笑)

こちらもスミス監督の作品なんです。この演出、気に入ってはるんかなぁ~

03.他所のピラニア

「よそのピラニア」という読み方でいいのかな?

これは…得体の知れないディープな世界に連れていかれそうな~…

人の心に巣食うピラニア?なんとなく言いたいことがわかるような、わからないような…

色々と想像を巡らせて聞きたい一曲。

04.TOGENKYO

間違いなく重要な一曲。

私は、音を聞く前に歌詞を見たんだけど…心がグワッと鷲掴みされるような気持ちになってな。

今見るとちょっと恥ずかしいんやけど、その時に感じたまま文章にして、ラジオ番組に感想を送って。

TOGENKYOを聞きました。

三原さんが我慢できずに、先に歌詞をTwitterでシェアしていましたが、その気持ち、とてもよくわかる気がします。

上手く言えないけれど…、 「心に響く」とよく言いますが、今回は心の奥がグワッと音を立てたような、そんな響き方をしました。

「真の自由は、自らの心に宿る」という言葉をどこかで聞いたことがあるんですが、 その言葉をふと思い出しました。

この曲から、すごい力を感じます。

三原さん、拙い文章やったのに読んでくれて有難う。

05.YELLOW

アルバムの曲名が発表された時からずっと気になっていたタイトルです。

「YELLOW」というタイトルで、何を表現したのかが気になって。
希望?光?警告色?肌の色…?どんな黄色なんだろう。

その答えは、命の色ってことでいいのかな…スケールが大きくてびっくりした。

洋楽&EDMテイストという事前情報を聞いてたのでどんな感じなのかなと思ってたけど、私はこの曲、好きです!

06.夜にロックを聴いてしまったら

わんだほー
はらしょー
エクセレント!!

全私が大絶賛した曲はこちら!!(笑)

実は、この記事の最初にのせた写真は、この曲のイメージで選びました。英語の意味はわからんけど感覚で選んだ\(^o^)/

うーん、これは曲も歌詞もすごく好きです!

1番の歌詞が

夜にロックを聴いてしまったら
春がはじまった

で、2番が

僕がバンドを組んでしまったら
春がはじまった

なの、いいですね。

ちなみに私が昔、夜にロックを聴いたのは…
サカナクションの「夜の東側」だった。夜勤の時に電車で聞くと、沁みるんだ。

音楽が好きな人なら、同じ経験をしている人は多いかも。みんなのエピソードも聞きたくなりますね。

07.シンセンス

シングル曲のカップリングやけど、すごく存在感のある曲。

別の記事で何回も紹介させてもらったくらい、好きでね(笑)

アウトサイダー
アウトサイダー
言葉に手を振って
バイバイ バイバイ
バイバイ バイバイ
さよなら境界線

私はちょっと日本人離れした顔立ちをしているので、小さい頃はクラスメイトに「外人、外人」って呼ばれる事があった。

今思えば、私は生粋の日本人でありながら、ずっとアウトサイダーだったのかも知れません。

でも音楽の前では、そんなの関係ない。この歌詞のように。

08.飄々とエモーション

これは、ワールド記念ホールのワンマンで最初に披露された曲。

そのライブについては別の記事で書いたけど、すごく印象に残ってるのは、そのステージでの白い光。

なんだか私には、それが希望の光に思えてね。もっとこの先が見たくなったんだ。

今まで沢山いい音楽を届けてくれたから、これからも届けてくれるって信じてる。

これからもよろしくやで!
心に明かりをよろしくやで!
(出典:キンプレブログ

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