私的ライブレポート:パスピエ「KAIKO」ツアー 大阪なんばハッチ 2021年7月4日

パスピエが大阪にやってくる!!

待ちに待った、2年ぶりのワンマンライブ。この日を心待ちにしておりました。



さっそく会場へ

↑こんな感じで、前日からワクワクだった今回のツアー。

今までは、ライブ前に恒例のお茶しばき(会場近くのカフェで休憩)をしてたんですが…このご時世なので、家からまっすぐ会場に向かいました。直行直帰!

4時すぎ頃に会場に到着。入場は並ぶ必要がなく、待ち時間0秒でスッと入場できました(楽すぎ!)これなら20~30分後に会場に入っても余裕だったなぁ。

ライブはワンドリンク制で、普通だったら入場時にスタッフさんにお金を渡してドリンクチケットに交換してもらうんだけど、自販機になっててびっくり!でも、よく考えたらこっちのほうが効率いいよね…接触も軽減できるし。今までなんでこうなってなかったんだろう…。コロナをきっかけに、色々見直しがかかってますね。

ステージのほうに向かうと、スタンディングエリアにイスが置かれていた。チケットに書かれた席番に座る。

久しぶりに見るなんばハッチは、なんだか小さく見えた。もっと広いイメージだったけど、こんな大きさだっけ?

実は席番がめっちゃ後ろのほうで、「これはパスピエのメンバーは豆つぶ位にしか見えないんじゃ…」と思っていたんだけど、全然そんなことはなく表情までバッチリ見える距離でよかった~!

コロナ禍のライブはスムーズ&快適

・入場待ち時間ゼロ
・荷物(ロッカー)の心配がいらない
・開演までの時間、イスに座って待てる
・髪型を気にしなくていい
・帰りも混まない
・はやめに帰宅できる

…とまぁこんな感じで、ライブ参戦で今までストレスだった部分が大幅に解消。

はやく会場に行かないとロッカーが埋まってしまうとか、ロッカーが激混みで出し入れに時間がかかる…とか。

ライブ中に他人の髪の毛が口の中に入るっていうんで、髪の長い人は結ぶという暗黙のマナーがあったり…とか。

人ごみ・長時間立ちっぱなし・押される揉まれる潰される(!)ことがあるかも…という覚悟とか。

以前のライブでは、気を遣うことがいろいろあって…今回それがなくなって、本当に気が楽でした。

ただ、ひとつだけハプニング(上記)があってマジで辛かった。指定席だから逃げられない…こういう時って、どうすることもできないですよね…?解決方法あったら教えてください(泣)

辛かったけど、開演直前には人も増えたからか臭いはマシになってました。

気をとりなおして開演

パスピエのライブではおなじみの入場SE。待ってました…!

コロナ禍になってすぐの頃、パスピエの音声配信ライブを聞いて泣きそうになったこととか思い出した。我慢してたんよなぁ、ずっと。

いつもは「あとでブログも書くし、しっかり目や耳に焼きつけて忘れないようにしなきゃ!」という気持ちでライブを観るんだけど、今日は一旦そういう事は置いといて、自然に楽しもうと思った。

バンドの大きな音が鳴って、そうだこんな感じだった~~と思い出す。

最初はみんな着席していて、「え、なんでみんな立たんの?立つなというアナウンスは無かったと思うけど…」と心の中で思っていた。2曲目の「オレンジ」で成田さん(キーボード)が合図をしてくれたみたいで、みんな一斉に立って聞いた。

パスピエはアレンジのセンスが素晴らしくて、ライブアレンジも絶品。たとえば「まだら」のピアノソロ、あれなんなん?ヤバない?凄すぎて訳わからんかったからもっかい聞きたいんやけど。あと、最初Anemoneかとおもたら全然ちゃうかった(笑)

去年の末にリリースされたアルバム「synonym」直後のライブは東京でしかやっていなくて、私は配信でしか観られなかった。だからこのアルバムの中で聞きたかった曲を今回大阪で演奏してくれたのが嬉しかった。「プラットホーム」「tika」「SYNTHESIZE」とかね!

「tika」はサビ前のドンッドンッっていう2拍と、サビの開けるような裏メロが好きでですね…やっぱり今回も、そこのパートのリズムに合わせて手を振ったり鍵盤なぞるふりしてしまいましたねぇ…(常習犯)

あと、「つくり囃子」ではサビの伴奏(特に低音)のとこ、ベースの役割をわきまえつつボンボンボンボンと音が裏メロっぽく動いていくのが好きで、ベースの音に合わせて手を動かしてたけど、後になって、みんながウエーブっぽく手を振ってたのに気づいた…ごめん(笑)
 

ゆるくてライトなMC

コロナ期間中に何をやっていたかの話。大胡田さん(ボーカル)は「ジュースをつくる棒でガガガってすごい音がするやつ」にハマっているらしい。成田さんは「何それ…!?」って感じだったけど、私は分かったよ!(笑)

これ買おうか迷ってたので、いろいろメーカー調べて今度買おうと思います(笑)

それから、唐突に成田さんが「デレレレッテッテ デレレレッテッテ…」と、港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカのイントロを弾き出し、メンバーに何かひとこと言わせる無茶ぶりもありました(笑)

あと、成田さんが「○○ですし。……ですし?」と、続きがないのに「ですし」を言ってしまった感じで、その後、語尾に無理やり「ですし」をつけるようになったりとか。

それから、嬉しいことに!まだ世に出していない曲を今回のライブで初披露!!ということで、新曲を演奏してくれました。「影立ちぬ」という曲名らしい。短調で、ちょっと不思議な曲だった。

「今たくさん曲が作れていて、その中でライブから披露する曲もあってもいいんじゃないかということで…」という、更に嬉しいお話も聞けましたよー!今後が楽しみですねぇ!

本編&アンコールのラスト1曲が本日のMVP

大胡田さんの「すぐ時間すぎちゃった。どうしよう?」という問いかけに「また来ればいいじゃない?」と成田さん。最高すぎてめっちゃ拍手した!

本編最後は新曲の「グッド・バイ」。この曲は、リリースされた時からお気に入りだったんだけど、ライブで聞くと更に良い!!よすぎて、もっかい演奏して欲しいぐらいだった。おかわり欲しかった(笑)

家に帰ってから、パスピエメンバーのTwitterに「本編最後の曲が良かったです」という感想を送った直後、この曲のMVが解禁されるという嬉しい偶然もありました。

このMV、いいですね。ピンクと水色の背景に、ジュースが入ったコップが淡く光る様とか。かなり昔っぽいデジタル文字のカラオケ画面とか。レトロでちょっと夢みたいな趣があって、魅力的ですね~。海の中みたいなカラオケボックスで大胡田嬢が歌ってるのも、いいじゃない。

そして最後の最後、「トキノワ」。音源でもライブでも、もう何度も聞いた曲だけど…今日の「トキノワ」はひときわ輝いてたような気がする。同じ曲のはずなのに、こうも違って聞こえてくるの。本当に不思議…。最高な気分で幕が下りました。

セットリスト

1.ONE
2.オレンジ
3.プラットホーム
4.スーパーカー
5.ユモレスク

6.とおりゃんせ
7.まだら
8.人間合格
9.新曲(影立ちぬ)

10.音の鳴る方へ
11.チャイナタウン
12.アンサー
13.真昼の夜
14.煙

15.tika
16.SYNTHESIZE
17.始まりはいつも
18.つくり囃子
19.グッド・バイ

▼アンコール
1.Q.
2.トキノワ

パスピエ謹製おみやげの、CDジャケットのイラスト等が描かれた厚紙6枚組(しっかり分厚いので、持ち帰りやすかったです!)も頂いて、とってもご機嫌で帰路につきました。

やっぱり、今日観に行ってよかった。パスピエさんいつも本当にありがとう!

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