KEYTALK/DANCEJILLION(ダンスジリオン)こちら、名盤とさせてください。

KEYTALKさんが、この度フルアルバムをリリース🎉

DANCEJILLION(ダンスジリオン)、略して「だんじり」って言うんだって。早速聞かせてもらいました!



全曲かいつまみトレーラー

上記の通り、この段階では私は「ハコワレサマー」「Puzlle」「MAKUAKE」「九天の花」が気になりました。

なおKETYALKは4人とも作曲をするので、毎度恒例にしていた「トレイラーを聞いた時点での作曲者予想」ですが、実は先に読んだMUSICA(雑誌)で作曲者情報を知ってしまったので今回はできませんでした…(笑)でもとても良いインタビューだったので、まだ読んでない方はぜひ!

初回限定版にはライブ映像とドキュメンタリーDVDつき


DANCEJILLION (初回限定盤・DVD付)

私が買ったのは↑こちらのCD。去年のライブ映像が数曲と、日本全国50か所もまわったツアーの裏側的なドキュメンタリーがたっぷり1時間ほど。大ボリュームでございます。そうですね、ひとことだけ言わせてもらうと…巨匠、各地で本番前から酒のみすぎ!!(笑)

それではこれより、本編の楽曲を聞いて特に気になった曲について書いていきます!

M1.ハコワレサマー

聞いてみな、飛ぶぞ(突然の長州力)

聞いた瞬間ハイになる!一気に現実から切り離されて、曲の世界に飛ばされる。心が自由になるような解放感あふれる、まるで酒のような曲だ。

情報量&私が個人的にツッコミたい好きなポイントが多すぎて、この曲だけめっちゃ長文になってしまってますがごめんなさい!読みにくいんで途中で区切り線いれとくね(笑)


ドラムの八木氏が作詞作曲した曲だけあって、細かいドラムが凝ってるなぁ~と思いました。たとえば前奏とか最初からかなり凝ってるけど、12秒目のッタカトントンから、間髪いれずにトコタン(うん)タン(うん)タン(うん)タン(ん)タンッタンッ…ってなってて更に凝ってるんですなぁ~。私も暗譜したいけど、最初の前奏と2番前の前奏でまたちょっとリズム違うし難しそう(どっちがどっちだったか、すぐ忘れちゃう…)

Aメロのお得意の武正ギターも好きやで。歌の途中で入るタカタンタンタンタン・タラララ~ってとこね。これはすぐ暗譜できそうなのでライブでエアギターならぬエアピアノを実践したいと思います(?)


麻雀の曲(ハコワレや青天井は麻雀用語のようです)ということで、1:36くらいの「お~お~お~おおおお」の裏に入ってるテーンテテテーンテーンテーンテーンテテンが中国っぽい音な気がする。

で、1:51からのベースとギターのユニゾンがかっこええんですわ。途中からギターだけユニゾン抜けてソロっぽくなるのも良いですね。

少し静かな感じになる2:28くらいのキュルルンっていうスクラッチ音(?)も小気味よくてとても好き。MVでは、いにしえのビデオテープを早送りor巻き戻しした時になる音と映像を合わせてて天才かなと思った。

※若い子は何のこっちゃわからんと思いますが、昔のテレビの録画とかに使ってたビデオテープ(今で言うDVDの前身)とかカセットテープって、早送りする時にキュルンキュルン音がしたんですよ。あと映像も乱れて独特の線とかが入るんですね、このハコワレサマーのMVみたいに。私も昔のことすぎて忘れてたんだけど、なんかその頃のことを思い起こさせてくれてありがとう監督さん(笑)


さて、歌詞に出てくる謎の数式「2×5-10分の9は?」ですが、8月16日に放送されたラジオ番組(FM802/ROCK KIDS 802 OCHIKEN Goes ON!!)で、八木氏の口から種明かしがありました。

まず掛け声の「おーおーおー」はゼロの意味で、ストロングゼロ(お酒の名前)のゼロらしい。

そして数式に登場する数字は、メンバーみんなの誕生月だそうです(義勝=2月、巨匠=5月、八木=10月、武正=9月)。

数式を計算するとゼロになって、ストロングゼロとつながるわけですね。歌詞カードを見ると分子が9で、2×5-10が分母らしいです。

なお「10分の9は?」の後ろで鳴ってるテッテッテッ…ていう三連符が私は好きです(細か)

ストロングゼロと言えば「9%ミラクル」という歌詞がありますが、これは完全にストロング缶のアルコール度数ですね。要はこの曲、酒と麻雀の曲ですね(笑)


MVの話ですが、寝起きの巨匠から映像がはじまります。ティザーはこの部分のみ発表されていたんですが、その時点でYoutubeのコメント欄に「友将起きろ」ってコメントがあって笑っちゃいました。最後に一人だけ布団で寝ちゃうのもなんだか巨匠らしい。

壁には「セツナユメミシ」が発表された時のポスター、ドアの裏には1回目の武道館発表の時のメンバーがムキムキの肉体と雑コラされたポスター(笑)。最後のシーンで出てくる左側の黒いポスターは、おそらく以前エイプリルフールの時に繰り出されたEXILE風ポスターですね。

※Skream! の“KEYTALK+PLUS”は嘘だった?KEYTALK、メンバー4人だけの最新アーティスト写真を公開の記事の真ん中くらいに写真があります。2014年か…。これが発表された時、マジでこんなんになるんかと困惑して泣きそうになってるファンが沢山いたんだよ(笑)ちなみに写真の一番はしっこに事務所の名物社長KOGAさんが居る。


MVの0:30あたりから笑顔で家に入ってくるメンバー達の雰囲気も良い感じ。なかよしKEYTALK。

ここで歌が義勝さんに変わる訳ですが、曲全体を通してこの歌い分け、完璧すぎませんか?どこが巨匠パートで、どこが義勝パートかっていうの。八木氏が考えたんかな…?

巨匠で言うと終盤ちょっと静かになるところの「もっと高く早く…」のところとか。義勝さんで言うと「Doing~オーマイベイビー」のところはもう絶対歌って欲しいやん義勝さんに!(とても個人的な意見)ライブが楽しみすぎる。


そしてサビの「おっおっお~お~お~おお~」の所の振り付け。本人が踊ってみた動画出してたけどなんか可愛い。可愛すぎる30代半ばことKEYTALK(笑)

武正さんの踊ってみた動画

義勝さんの踊ってみた動画

KEYTALK4人の踊ってみた動画

テンポが速いのもあって、振り付けちょっと難しいな~と思ってたけど、動画の速度を半分に落としてゆっくりにしてなんとか覚えました。

①両手でオッケーをつくり3回ぶつける👌
   ↓
②そのまま上へ&戻って目のところへ👀
   ↓
③「飲~み~ほしたら」でジョッキ?をつくって飲むポーズ
   ↓
④「せーので」ジョッキを2つ並べて2拍待つ
   ↓
⑤「もういっかい」で乾杯🍻
   ↓
⑥「はじける」で手拍子2回👏
   ↓
⑦「本能~ぼ~んの~」で盆踊り
   ↓
⑧ぐるっと1回、腕まわして忍者のポーズ×4

…はい。ライブ本番がんばります(笑)

あと、MVで4人が踊ってるときチラっとうつるダンサー達の映像は何なの?武富士なの?(笑)

※知らない方は「武富士 CM」でググってください。いにしえの謎CM…中毒性高いので注意


加藤マニ監督のTwitterによると、「毎年毎年あれもしたかったしこれもしたかったのにと思いつつ、でもなんやかんや楽しかったような気がする!となる夏という季節を表現したという説があります!」とのこと。それって…ハコワレサマーっていうより、もはやKEYTALKそのものみたいじゃないですかぁ!すっげぇ!最高なMVありがとうございます!!


いま気がついたんですが、ハコワレサマーの感想(というか駄文)だけですでに2000文字以上書いてしまっているかも…。さすがにこのペースだと永遠に書き終わらない気がするので次の曲からはもっとコンパクトな文章を目指す…!

M2.狂騒パラノーマル

今年の3月、大阪で行われた千也茶丸(義勝さんのソロ名義)弾き語り「茶会 -放浪編-」

ちょうどそのライブをしている時間帯に上の動画がYoutubeでプレミア公開される予定だったので、義勝さんが「一緒に観よっか~」と言ってくれて、みんなでスマホを取り出し一斉上映会になった…という、私にとっては思い出深い作品。

この曲から顕著になったと(勝手に)思ってるんだけど、めっちゃピコピコした打ち込み沢山いれるようになってますね、このアルバムの曲。打ち込みハマってるのかな。(真相は不明)

改めて今回、低音がよく聞こえるヘッドホンで聞いたんですけど…サビのベースめっちゃええやん!絶対ちゃんと耳コピしよ!

M3.Puzzle

私、この曲好きです。特に義勝さんの歌声がいい。

サビの最初は、巨匠も一緒にユニゾンで歌ってるのかな?だから柔らかい感じになってるのかなぁ。あと途中で巨匠がハモりに回るけどこれもまた良いわぁ~。

そして「優しい記憶を~」の部分など、一人で歌ってる所もすごく優しい声。

失恋の曲っぽいけど、歌声が優しすぎて…まるで相手の幸せを願っているようにすら聞こえる(歌詞の中の主人公はこんなにも苦しそうなのに)。

特にサビが好きで、ふとした時に無意識に口ずさんでいることがあります。これが綺麗に歌えたら気持ちいいだろうなぁ…私は全然上手く歌えないけど…う~ん、義勝さんを見習って歌練習するかぁ(笑)

私が曲を好きになるのは大体2パターンあって、面白い曲か美しい曲なんですけど、この曲は後者が強いですね。シンプル・イズ・ビューティフルな曲。

M4.MAKUAKE

ティザーで聞いたときも好印象だったけど、フルで聞いてガラっと化けた曲(私の中で)。

別の曲が3~4曲ぐらいくっついてるんか?って思っちゃうような。おかげで私の脳が追いついてなくてまだ全然暗譜できていない。果たして大阪のライブまでに暗譜は間に合うのだろうか…。

そして「サマー々夏任せ」ということで、遊び心で「々」という踊り字をあえて入れているのがTHE・巨匠って感じだ。(参照曲:雨のち。夏、)

もし縦書きなんであれば「々」よりくの字点を入れると自然かもだけど、横書きで表現できないからこっちのほうがいっか。

「無限大ゲッター」「フライングゲッター」のとこのメロディと伴奏のリズムが良い!!あと「低気圧に~」で裏拍でチャッチャッて伴奏が動いていってからの「青い夏模様」までのベースラインが大好物です。

この曲、リード曲候補だったのかな~って思ったんだけどどうやろ?こないだのライブハウスツアーでも入場前SEとして流れてたし、大事な曲になりそうやね。

M6.ワッショイ!

タオル~!KEYTALK初のタオルぶん回し曲きたな!!ライブで絶対楽しいやつ。

チャキチャキ江戸っ子のお祭りだ~!(ここで、去年のKEYTALKのライブの前に美空ひばりのお祭りマンボが流れていたことを思い出す…誰やねん選曲したの・笑)

後ろでずっとズチャズチャ鳴ってるのがいいですねぇ!あとこの曲もめっちゃピコピコ鳴ってるなぁ。

あと、歌詞の「アホになれ」ですけど…東京の人ってアホってよう使うんかな?

私が小学生の頃、学校の先生に「東京の人には『アホ』っていう言葉は使わんほうがいい」って言われたことがあって。なんでかって言うと「関東では『アホ』はキツいいい方に聞こえるから『バカ』のほうがいい。関西では『バカ』のほうがキツく聞こえるけどな」って。へぇ~そうなんやって思ってたんやけど。

まぁその先生が言うてはっただけやから真偽はわかりませんが…どうなんでしょう関東の方。

※9/1追記:書くの忘れてたんですけど、途中の「ウー!ハー!」でモーニング娘。の恋のダンスサイト(Youtube)を思い出した。笑っちゃお♪愛しちゃお♪モアエナッジーで♪(なつかしすぎる)Twitterのフォロワーさんに「ワッショイでウー!✊ハー!✊ってやりたい」って言ってる方がいて私もめちゃくちゃやりたくなった(笑)やっていいですか?(誰に聞いてる)

M9.九天の花

あ~。もう全部好きですね(笑)ボーカロイドが歌ってそうな曲だと思うのは私だけ?

義勝Pによる友将ボーカロイドの調教がスゴすぎると話題に(嘘です)

ティザーではサビ歌い終わったあとで「そこに転調するんか~!え、気持ちいい~!」と思ってたんやけど、ここ前奏に戻ってたんですね。その直後に入るピアノの和音も見逃せないなぁ。

全体的に、伴奏めっちゃコテコテ(?)で豪華やな。カロリーが高い。ちょっといいヘッドホンで聞くと、細かい伴奏が絡み合っててびっくり。

サビのところの打ち込み音を耳コピしようと試みるも、ベースやら他の音と絶妙に絡み合っててとても聞き取りが難しい。まるで高級な絹糸で、匠が丹精込めて織り上げてつくった着物みたいな…ほんでそのできあがった着物を遠くから見てみたら、見事な花鳥風月の絵柄になってました~みたいな…

それを解こうとするとは私なんと愚かなことを~!うわぁ~すみませんでしたぁ~!(?)

M11.MY LIFE

ティザーで聞いたときは「なんか毛色の違う曲だな~」くらいの印象だったんだけど…。私の中でめちゃくちゃ化けた曲、その2(その1はMAKUAKE)。

この曲聞いた時、じわ~って涙でてきたんですよ…感動で…もうびっくりしちゃったよ自分で…。

その名の通り、人生ですね。死から始まる歌詞ってだいぶ珍しいよね?(初めてかな?)

なんかこう…山あり谷ありで、辛い事とか悲しい事とかも背景にあるけど曲調が底抜けに明るいのって、メンタルがぐちゃぐちゃになってしまう。志村がいなくなった時のSugar!!とか、津野さんがいなくなった時のYumeutsutsuがそうだったように。

うわ~ん!武正さんと義勝さんに泣かされたぁ~!(笑)
※作詞:武正&義勝 作曲:武正のため

あと「夢だ希望だ目標だ うるせえな」には共感しかない。「ああ今夜も飯が美味いぜ」が生きてるって感じで良いですね!

M12.shall we dance ?

先ほどMY LIFEで胸がいっぱいになったが、まだこの曲が待っている。

各パートごとに4人全員で作って、この1年間ライブハウスで演奏しながら育ててきたこの曲。今このタイミングでリアレンジされ、再収録されたバージョンの「shall we dance ?」が、このアルバムには入っている。

一番わかりやすいところだと、サビの前に「shall!we!dance~!」と掛け声が追加されている。この掛け声、いいよね。ライブで初めて聞いたとき「おっ」と思った。演奏もどうやらレコーディングしなおしたみたい(多分)。

この曲についての感想は以前のライブレポに書いているので割愛しますが、MY LIFEからのこの曲で締めという流れが実に感動的でした。踊る皆に幸あれ!

幸せなあとの祭り

ハコワレサマーの感想で書いた通り、これを聞いた時「まるでお酒のような曲だ」と思った。そんな感じでいろんなお酒を呑んでいるうちに「おいし~~~!」って言いながらめちゃくちゃ酔っぱらって、しまいにはボロボロになって寝っ転がって。そんな自分を「バカだな~~~」って思いながらゲラゲラ笑っちゃってるような…。最悪なんだけど最高な気分というか…。

全曲聞き終わったあと、そんな「幸せなあとの祭り」を感じるようなアルバムでした。

昔、コロナ禍が始まった時ぐらいにノリでKEYTALK布教シートをつくったけど、いま誰かにおすすめするならこの「DANCEJILLION」のCDを迷いなく渡す。それくらいとてもKEYTALKなアルバム。

あぁ~9月9日(KEYTALKのレコ発ツアー・Zepp大阪の日)が楽しみだな本当に!!

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