普段アニメをそんなに見ない私が、超ドハマりした今期覇権アニメ。それが「PUI PUIモルカー」である。
家庭科の授業でつくった作品が「ダメな例」としてクラスで公開処刑されるくらい不器用な私…。はたして無事にモルカーを作ることができるのか!?
市販されているモルカー手作りキットで、羊毛フェルトのモルカーを作ってみました!
もくじ
PUI PUIモルカーとは
今年の1月から朝のテレビ番組で放送されて、めちゃくちゃバズったアニメです。
モルモットが車になった世界が舞台。かわいいキャラクターが登場しますが、人間社会に対する皮肉みたいなものが垣間見えて、ただ可愛いだけじゃないところがミソ。
羊毛フェルトで作られたぬいぐるみがコマ撮りされている、怖ろしく手間暇のかかっていそうなハイクオリティ作品。
すごく創作意欲をかきたてられる作品で、私もぜひ作ってみたいな~と思って手作りキットを買っちゃいました!
準備するもの
・モルカーキット
・ニードルフェルト用具
・裁縫用の針と糸
・ボンド
・目打ち
以上です。
モルカーキット
さて、今後モルカー作りが進みましたらこのツイートにスレッドをぶら下げていきたいと思います。#モルカー作りの旅 pic.twitter.com/EGrtxcjkar
— クロト (@chrosite) April 23, 2021
ハマナカのモルカーキットです。手芸屋さんで売っているところもありますが、私は通販で買いました。
ニードルフェルト用具
実は私、前々から羊毛フェルトに興味があって、道具を一式そろえていたのです。上の写真がそれです。
最低限必要なのは、ニードル(針)とマット(台)です。
ニードルは、2本セットできるホルダーがあると尚よし。2本だと、大きなパーツをつくる時に速く仕上がります。(細かいパーツは1本の針じゃないと難しいので、1本ニードルは必須)
「フェルティングニードル スターターセット」という名前で、手芸屋さんか通販で売ってます。
裁縫用の針と糸
目を縫いつけるときに必要です。ご家庭にある、普通の針と糸で大丈夫です。糸の色はなんでもOKですが、モルカーの体と同じ色が無難ですね。(私は白い糸にしました)
ボンド
モルカーのタイヤをつけるときに必要です。普通の木工用ボンドでOK。
目打ち
目打ちは、モルカーのタイヤをつけるときに必要です。私は持ってなかったので手芸屋さんで買い足しました。確か600円くらいだったかな?
【おすすめ】説明書&動画をチェック
まずはモルカーキットについている説明書を、最初から最後まで通しで読みます。
「こうやって作っていくのかぁ~」と、だいたいイメージできたらOK。
しかし、紙の説明書だけでは「こう書いてはいるけど、実際にはどのように作っていったらいいんだろう?」という所があるので、Youtubeの「作ってみた動画」を参考にしよう。(上の動画です)
ご覧の通り、「プロか!?」と思うぐらいめちゃくちゃ上手いお方で、もしこの動画がなかったら私はモルカー作れてなかったなぁと思うぐらい助かった…ありがとうございます!
一通り見終えてから、実際に作っていきましょう。作るときも、説明書とこの動画を少しずつ見ながら作っていきましょう。
【はじめに】羊毛フェルトのコツと注意
よ~く見ること
羊毛フェルトに限ったことではなく、創作全般に言えることなのですが…「お手本をよく見て、それを再現できているかどうか」をこまめにチェックすると、できあがりの精度が上がります。
・自分が途中までつくったものと、紙の説明書にある見本図を見比べる。上手な人がつくった動画とも見比べる。
・ある程度完成が近くなったら、モルカーのアニメ(本家)と見比べる。
少しずつ作って、その都度お手本と見比べてみてください。
「ちょっとサイズが大きいかな?」「ここはもっと丸みがあるかな?」「このパーツはこの位置であってるかな?」など、自分なりに見比べて、できるだけお手本と似せるように作っていきます。
根気の要る作業ですが、こだわればこだわるほどハイクオリティなものができあがります!自分が納得できるところまでやってみよう。
刺せば刺すほど固く小さくなる
羊毛フェルトの性質を知っておこう。
最初はふわふわで不定形なのですが、針を刺していくうちにだんだんと凝縮されていき、固く小さくなっていきます。完全に固くなる前なら修正が効くので、固くならないうちに形を調整していきます。
なお、完全に固く小さくなってしまった場合は、その上からさらに羊毛を継ぎ足すことで調整ができます。
上記の方法で、途中からでも意外と修正できるので覚えておこう。
指を刺してしまうので、軽い力で丁寧にちくちくする
軽い力で、ゆっくりちくちく。私も何度か指を刺してしまいましたが、軽い力だとそんなに痛くないです。
おもいっきりグサっと刺してしまうと、血がでます(経験談)。まぁそれでも大したけがにはならなかったですが。
慣れてきた時が一番危ないので、ダレてきたらちょっと休憩をいれるのがいいと思います。あわてず丁寧に。
1.胴体をつくる
↑こんなかんじでくるっと丸めて、ニードルでちくちく刺していきます。
↑ある程度刺した。このあたりから「どこまで作り込めばいいのか?」と迷いが出てくる。そんなときは先ほど紹介した動画を見てください!そのクオリティを目標に、自分ができるところまでやってみよう。
↑結局、私はこのぐらいの完成度で次の工程に進むことにしました。
2.胴体の模様をつける
ある程度あたりをつけながら、模様をつけていく。この工程は案外スムーズにできました。
ここまでやっていくと、針の扱い方にかなり慣れてきた感がある。
最終的に、黄色い模様は↑こんな感じで完了!
次は窓をつけていきます。うすいピンク色のやつです。
写真だと、ピンクの羊毛の量がすくなすぎて、下の黄色い模様が透けてしまっています。
このあとピンク羊毛をつけ足して、下の模様が透けないように調整しました。
ご覧の通り、な~んかななめになってしまったりして意外と苦戦しました…。
最初は仮止めのイメージでちょっとだけ刺しておき、いいかんじの形になったらしっかり羊毛を上乗せするのがいいかも。
3.顔をつくる
重要なパーツなので、よ~くお手本を見ながら慎重につくっていく。
↑茶色いY字の部分。フェルトをねじって細い糸みたいにしながら針で刺すが、結構難しい。(Y字が小さすぎたので、後で修正することにした)
目の位置は本当によく見て決めないと、だいぶ印象が変わってしまう。
🐹ポイント
目のパーツは体の上に乗っけるのではなく、体の中に1ミリくらい埋めこむような感じで。体のほうに、おめめ用のくぼみをしっかりつけてください。(私の作ったやつは目が出すぎた…)
↑目をつけおわったところ。だいぶ面影がでてきた。
耳をつけるのは割と楽だった。口をつけるときと同じ要領。パーツをつくって、体に差し込むために切り目をいれて、押し込んでちくちく刺すとくっつく。
4.タイヤをつくる
なんかキャンディみたいですね。半透明の白い棒は、テクノロートという名前らしい。プラスチックっぽい?
この棒を中心に入れながら、ピンクの羊毛をちくちくしていくのですが…これが結構むずかしい!
ちょっと中心からずれてしまったものもありますが、力尽きてこのまま先に進むことにしました…。
最後に、ホイールの中心になる黄色をちくちく縫いつけて、いったんパーツは完成。
↑ここで「目うち」登場!タイヤをつけるために、体をグサっと…衝撃写真ですな…。
🐹ポイント
目うちで穴をあけた後、まずは「ボンドをつけずに」テクノロートを差し込んでください。奥まできちんと差し込めたら、今度はボンドをつけて差し込んでください。
私は最初からボンドをつけてしまったため、後で修正がきかなくなってしまい大変でした…。
5.最後の仕上げ
タイヤをつけたら一通り作業は完了なのですが…上の写真の通り、ちょっとYの字の部分が小さすぎることに気がついたので、修正していきます。
🐹ポイント
上の写真のように、修正したい部分に針をひっかけて少しずつ引っ張ると、フェルト羊毛がほどけていきます。この状態から改めて針でちくちく修正できます。
あと、頬(ほお)の部分はふっくら丸いほうが良いかなと思ったので、白いフェルト羊毛をちょっとつぎ足しました。
正直にいうと目の位置がちょっと上すぎるかなと思ったのですが、目の部分は羊毛と違ってやりなおすのが大変そうだったのと、修正後に更に悪くなってしまうのが怖かったので、修正せずこのままにしました…。
完成!
できました~!手乗りモルカー!!初心者にしては、まずまずの出来ではないでしょうか…!
実際に作ってみると、ものすごく愛着が沸きますね…!!愛おしくて仕方ないです(笑)
つくるって、いいなぁ。そんなことを改めて思わせてくれた素晴らしいアニメ作品に感謝です!
よかったら皆もつくってみてね!ぷいぷい!