宇多田ヒカル/初恋 彼女の紡ぐ言葉に心は揺れ、涙がにじむ

ついに、宇多田ヒカルのフルアルバム「初恋」がリリースされました。
とても楽しみで、待ちに待っていた。ゆっくり、聞いていくね。



彼女の歌詞の持つ力

まず、CDケースをパカっと開けて。歌詞カードを取り出した。
この質感、文字・・・高校生の頃に買ったDeep River(アルバム)に似てる。
 
そんなことを思いながら、さらさらと歌詞カードをめくる。
いくつかの言葉が心にひっかかる。
 
人間なら誰しも 当たり前に恋をするものだとずっと思っていた だけど
もしもあなたに出会わずにいたら 誰かにいつかこんな気持ちにされたとは思えない
―宇多田ヒカル「初恋」より

こんなこと…書ける?
そんなんできひんやん普通!って言いたくなるよね(n番煎じの半端ないネタですいません…)

今回のアルバム、特に歌詞にグッとくるところが多いです。
歌詞カードをめくり終わっただけで、うっすらと涙がにじんでいた。

特筆すべきは、この3曲

「あなた」「誓い」「嫉妬されるべき人生」。この3曲でしょう。異論は認める(笑)

あなた

この曲は…強すぎる。断トツで好きです。

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」の主題歌にもなった曲で、私はこの映画を観に行きました。非常によくできた、いい映画でしたよ。
↓詳しくはこちらの記事をどうぞ
映画:DESTINY鎌倉ものがたり 夫婦っていいなと思える、和モノ妖怪ファンタジー

それにぴったりの歌だと思ったし、これぞ宇多田節!と思わせる、彼女の歌うメロディ。
きっと歌ったら気持ちいいだろうな。

でも、今までフルで聞けていなかったんだよね。
今回、念願かなったので、あと何百回か聞いてマスターしたらカラオケで歌ってみたいと思う。

誓い

こちらのトレイラーで最初に流れている曲が、「誓い」。
うわぁあ…なんだ、この拍の取りかたは…!!

ドラムのドンッ…ドン…っていうのずっと聞いてると、動悸がしてくるんだけど…(笑)

私だけかな?なんだか壊れたラジカセで音楽聞いてるみたいな感覚に陥るの。

前衛的だなぁ…これが、キングダムハーツⅢ(言わずと知れた、FFとディズニーのコラボゲーム)の主題歌って…ゲーム中にどうやって使うんやこんなん…これ提供したん、すごいな…。こんなん、宇多田さんにしかでけへんのんちゃうか?

今言うことは受け売りなんかじゃない 約束でもない 誓いだよ
嘘つきだった僕には戻れない 朝日色の指輪にしよう

―宇多田ヒカル「誓い」より

結婚がテーマなのかな。個人的には、歌詞の共感度MAXですね(笑)

私も去年に結婚式を挙げたんだけどね、「誓う」ことの大切さを痛感しています。
付き合うにしても何にしても、お互いにきちんと確認をしないとね。
どちらかが、いい加減な気持ち…なんてことでは、困るでしょ。

嫉妬されるべき人生

聞いてみれば、かなりシリアスな感じの曲調。

タイトルだけ見て、彼女本人の事を歌った曲なのかな?と思った。
歌詞を読んでみたけど…そうかもしれないし、そうでないかもしれない。

人の期待に応えるだけの生き方はもうやめる 母の遺影に供える花を替えながら思う

あなたに出会えて誰よりも幸せだったと 嫉妬されるべき人生だったと

―宇多田ヒカル「嫉妬されるべき人生」より

私は普段、まったく本を読まない人なんだけど、なんだか文学作品を読んでいるような気持ちになった。忘れかけていた、とても久しぶりの感覚だ。

それぞれの「愛のうた」

今回のアルバムは、特別な人を思わせる、愛の歌がほとんどですね。
よくこんなに愛のうたばかり書けるなぁ…と変な所で感心してしまったくらい。

正直なところを言うと、ラップが入る「Too Proud featuring Jevon」とか、パクチーぱくぱくを連呼する「パクチーの唄」とか、私には理解できない曲もいくつかあった。
なので、どの曲もすごく良いよ!とは言えない。(良いか悪いかで判断できない…)

しかし、どの曲も宇多田さんらしい。美しいんだけど、それだけじゃない。ほんと、独特ですね。

さて、気になったあなたは是非、音楽を聞いてみてください!話はそれからだ!!

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